新たなリッツ線の製造過程
1)の写真は、新たに見付けたロックリムーバーで、ポリウレタン被膜を剥離している様子、やがて(五分位)先端から被膜が霜柱の様に抜き出て来る、それが剥離したサインである。
2)の写真は、剥離前のポリウレタンが被ったリッツ線である。ご覧の様に全く導通なしである。
3)の写真は、ロックリムーバーで剥離したリッツ線である。導通ありである0.02Ωとなっている。その差はハッキリ数値に出た、明らかにインピーダンスが下がった。
今まで使ってきた数種類の剥離剤では、どれもポリウレタン被膜が剥離出来なかったので、販売店のご指示どおり、半田をしてかなり熱を加えポリウレタン被膜をぶくぶく焼いて溶かしていた。
しかし、懸念していたとおり、素線は熱で酸化を起こしていた、今回は大丈夫である。この後ピン端子に半田で留めるのだが、コテで熱を加える時間は極僅かである。これは飛躍的である。
音はもう実際につくり検証済みである。とてもダイナミックレンジが広がった。後少しで完成である。