今年も残すところあと僅か
今年は新型コロナにあけコロナに暮れようとしている、そして自分自身の反省とともに今年一年を色々振り返ってみた、とにかく全くと言っていいほど我々夫婦は出かけなかった。
去年からの足腰の痛みがやっと治った二月に、新型コロナのニュースで世間の話題は持ちきりになった、もともと楽観的な私もかなりの閉塞感を味わった、私は今でも新型コロナを恐いとは思わないが、ただ知らない内に自分が陽性になっていてそれに気が付かず人にうつすのが嫌だった。
とにかく私が外出するのは家の近くのランチのときだけで、すぐに我が家に帰りゴロゴロしていた、考えていたのはずっとそのままになっているオーディオとリッツ線の端末の事だったが、リッツ線の導通が思ったように上手くいかないのでその事ばかり考えてイライラしていた、普通の製造者ならばこれで良しとするところだが私の性格上どうしても許せなかった、しかしブログを読まれた方々からは注文が来る、ありがたかった。
作っていてもいつも満足なケーブルが作れない、しかしお断りしておくが、かなりのレベルまで来ていたのは間違いない、しかし夜家内と晩酌してるとついつい仕事の不満を口にしてしまう。
家内は私の仕事に口を出さない、しかしあまりに愚痴が続くので、家内は11月のある日ネットで色々検索していた、すると『貴方の仕事に口を挟む気はないけど、これダメ元で試してみたら?』とのこと、見てみると何かぴんっと来た、わらをもつかむ思いで注文して翌日届いた。
なんと…ずっと悩んでいた導通の問題が完璧にあっさり解決してしまった、一気にやる気スイッチが入った、少し方法が違うので安定するまで時間を要したが出来るようになった。
その方法でケーブルを作って聴いてみた、このブログに公開したとおりである、あまりの素晴らしさに言葉を失いその達成感で一気に気が抜けた、そして思いを新たにした私は、一気に自分のシステムのケーブルを作り全てを繋いだ。
聴いた瞬間『やっと終わった』そう思った、家内に伝えた『苦しんだリッツ線がやっと終わった、もうあまりやりたい事は残ってない』と、確かに私のオーディオに終わりなどあろう筈はない、しかしとりあえず一段落です、家内は一言『お疲れさま』と言ってくれた。
絶対に出来ないと思っていた事が出来たのは他ならぬ家内のおかげである、どれだけ感謝してもしきれない、来たる2021年の正月は最高の時を二人で過ごせそうである。
今年は色々あったが、最後に未来が開けスカッとした、そんな一年だった、新たなケーブルはあれからかなり馴染んできた、これからも少しずつ馴染んでくるだろう、リッツ線は少しエージングに時間がかかる。
しかし、2020年は色々あり疲れました。