technics SP-10R

去年、五月二十五日に発売、待ちに待って当日購入した、発売前にスペックが公開されていた。

昔technics S P-10MK2を新品で購入し使っていた友人がいた、彼とは今でも友達だが、私が購入出来た頃、SP-10MK2は、既に製造終了になっていた、なので中古しか買えなかった。

その頃、私はマイクロのRX-5000を、糸やベルトドライブで使っていた、しかし友人のシステムは音が良かった、なので友人と同じSP-10MK2を中古で購入した。

しかし、それもキャビネットが駄目で、一度手放し、ロクサンのザークシーズやリンソンデックLP-12を使ったりしていた。

しかし時代はアナログより完全にCDに傾きつつあり、アナログは姿を消したかのように思えた。

その頃、私は思考がヴィンテージの方向に傾いた、ガラード#301のアイボリーとハンマートーンを何台も使ってみた。

トーンアームはオルトフォンRF-297にSPUA/Eを年代に拘り(1973年)使っていた。

その少し後にマイバブルが崩壊、お金がなくなった。

暫くはアナログを諦めていたが少しの年を経て、再びハードオフで中古のヤマハのGT750を購入、キャビネットを自作したり、トーンアームを感度のいいものに取り換えたりして、とにかくしゃぶり尽くした 、かなりの音質にする事が出来た、この経験は後に私に自信をつけてくれた。

そして再びtechnics S P-10MK2を、オリサジナルキャビネットSH-10B3と一緒に中古で購入して使っていたのである。

そして一昨年、technicsから再び後継機種が発売との朗報がネットに流れた「100万円迄なら絶対に購入しよう」そう決めていた。

値段が発表されると80万円+消費税だった、家内を口説くとあっさり快諾、拍子抜けしたが嬉しかった。

何故この様な高額なものを購入したのか、私はこれが生業だからである、作ったケーブルを正確に判断したかったのと、やはり究極と思えるターンテーブルを使ってみたかったからである。

散々待たされ届いた日、S P-10MK2とのあまりの差に思わずほころんでしまった、重心の低い、静かで濃厚な爽やかな音になったからである。

このターンテーブルは、木製のキャビネットでは真価を聴けないと私は感じた、しかも使ってきたSH-10B3にそのまま装着可能、と明記されていた時は心が騒いだ。

SH-10B3は、アナログを心底理解された当時の方が、SP-10MK2を最大限鳴らすために設計されたキャビネットである、technicsはそれを忘れていなかった、背筋がぞくぞくしたのを忘れない。

しかしヴィンテージのキャビネットや、ターンテーブルとは、完全にかけ離れたハイファイの世界を体験出来る、古いソースも新しいソースも見事に鳴らし分けるが、どちらを聴いても真実が分かり味わい深い。

それが故に、個人的に好きで使用してきた、SAECのWE-308SXの微調整がとても難しい。

ウエスタンスピリッツのオーディオラックは自作で、重さはニトンである、正にSP-10Rを迎えるべく作ったラックなのである。

今まで使ってきたtechnics SP-10MK2は中古なので、前オーナーの癖が付いていたのか、軸受けがかなり経年変化で劣化していたのだと思った。

やはり予算が許すなら、新品で購入するべきだと思った、このような最終兵器は二度と出てこないような気がする。

個人的にヴィンテージよりもいつの間にか、ハイファイ思考になっていた、自然とこうなってきたのである。

ケーブルを作る私にとってtechnics S P-10Rは、とても必要なターンテーブルだったのです。

最近とても上手く鳴っている。

ここは関東、今日はまた雪が降っております。

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