JBLはジャズ向きのスピーカーではない
確かに普通の鳴らし切れてない世間一般的なJBLはそうかもしれません、私も過去は確かにJBLはジャズが上手く鳴ると思っていました、しかししっかり鳴らすべく努力をしていくとJBLは全く違う一面をみせて来ました、しかしそれをブログで語っても誰も鳴らせてないのでなかなか伝わらない、聴いた事がないので分かる筈がない。
つまり優れている反面とても鳴らすのが難しいスピーカーだと言えます、特に低音です。普通のJBLのようにドカンドカンシャリシャリ鳴るのがJBLだと勘違いされがちです。
そうなるのは中音域がアルテックに比べ薄いからだと私は思う、しかしケーブルを捩ったタイプのものに取り換えてみても確かに中音域が鳴って聞こえると錯覚しますが、本当に鳴っているとは思えない。
特に38㎝のウーハーを軸として組んだ場合どうしてもドライバーが必要になります、そしてホーンを繋ぐ事が要求されます、そのホーンのカットオフ周波数が問題になるのです。
大体の方はウーハーボックスの奥行きに合わせるためカットオフ周波数が420Hz位のカットオフ周波数のホーンをご使用になっていらっしゃる、これが問題の一つなのです、本来ウーハーボックスに合わせてホーンの奥行きを合わせるなどもってのほかです。
確かにアルテックのA-7がそうですね、結果みなさんA-5の方が低音が太くやはりアルテックはA-5だと思ってしまうようです。
本当にそうでしょうか?私は使ってみて違うと思いました、つまりホーンが311-90だからだと思いました、A-7にウーハーだけ515にしてもA-5にはなり得ないからです、そして大体のマニアさんはA-7のホーンをデッドニングしてしまいそれが良いと思ってしまう、デッドニングした511Bの音はふん詰まりの音になってしまい、ウーハーと上手く繋がらなくなってしまい、低音が低い方へ伸びなくなってしまうのです。
311-90もホーンのカットオフ周波数が低いのです、しかし私が好きな1インチスロートのドライバーはそのままのスロートでは付かず、スロートアダプターが必要になりアダプターを付け足すデメリットの方が大きくなってしまうのです。
そしてみなさんホーンの後ろ側つまりドライバー側が上がり過ぎています、ホーンスピーカーはそもそもプロ用です、メーカー側は『貴方はプロ、後は貴方の使い方にお任せ致します』と言うことです、家庭で鳴らすにはホーンの角度は水平が原則です、やってみたら分かる事です。
数あるホーンを調べてみるとJBL LE85に加工なしに取り付け出来てカットオフ周波数が250Hz迄のびるのはコーラルのAH-500しかないのです、しかもコーラルはかなりJBLを意識したのか、独特な三穴にも対応しているのです。
LE85はそのまま付きました、早速聴いてみたところ見事なウーハーとの繋がりを聴く事が出来ました、これはもうエージング等の問題ではなく明らかな違いでした、エージングはそれほど大きな差にはなりません、つまり敢えてカットオフ周波数を800Hzにしてホーンのカットオフが250Hzのホーンを使う事に意味があると思います、ウーハーととても上手く繋がります、ネットワークがだらさがりに切れてる証拠、マルチでも同じ事が言えると思います。
しかし何処でこのような情報と出合えるかであり、やはり可能性も含め聴き分ける能力があるかないかだと私は思います。
やはり出会った時にこちらのシステムがしっかりしていなくては目の前からみすみす消えてしまう事になるのです、真実を知らないままに。
ですから私は何時も経験とセンスが必要だと力説してきたのです、ウーハーが、JBL130AでドライバーはLE85そしてホーンがコーラルAH-500なら、余程ネットワークがずれてない限りしっかり繫がる筈です、それとツィーターは必要になります、その時8kHzでクロスさせる、これも上手く繋がる周波数だと思います。
他にないと思います、一番ベストで使いやすいJBLの組み合わせの一例だと私は思います、しかし上手く操るには部品の品位も絡んで来て、そんなに簡単なものではありません。
JBLが上手く鳴らない原因はかなり多岐にわたります、前から書いてきたウーハーからの震動が床に伝わり、その震動が更にラックに伝わり、更に入り口であるCDやアナログシステムに伝わり情報量が著しく減るのです。
ウエスタンスピリッツは注文建築で家を建てました、床もかなり強固に作って頂いた筈でした、しかしJBLの低音震動は私の想像を遥かに超えていたのです、思いました、鉄筋で建てようが床をコンクリートにしようがその上に響きの良い木材をゴムなどをあいだに挟むように入れて敷いてみてもその低音震動はなくなりません。
何故それが私に分かるのか?色々拘ったオーディオルームを見て、色々話を伺い、実際に聴いて来たからです、そして理由を追及し丁寧に時間をかけてやってみました、オーディオと言うのは鳴らす床をリスニングポイントと分けてはいけないのです。
理由は鳴ってるところとリスニングポイントの響きが同期しなければならないからです、そして拘った造りの部屋ほど変な音になる事を私は経験で知っているのです。
板を敷いたり強靱なラックを自作するのが一番の早道です、いくらラックを強靱なものにしても空気を伝わっての震動はなくなりませんが、それでもかなりの効果がありました。
あとは電源の大切さです、総ての干渉を抑える事は出来ませんが、子ブレーカーを入れる等個々に対策をうつ事も大切です。
私が過去に繋いだようにノイズカットトランスを繋ぎ過ぎるのも音がボケるのであまり必要ありません。
自分でやってみて思います、やり過ぎは禁物です、何にでも程度があり、一つの方向だけで上手く鳴るほどオーディオは甘くありません。
JBLは上手く鳴らす事が出来たなら穏やかで美音を鳴らす事が出来ます、しかし昨今のJBLはどこかスペックが先にたち私が使ってるものとはかなり音質が変化しています。
書いていて思います、JBL一つ語るのも総ては不可能、書いた事はほんの一部です、オーディオは深く多岐に渡り本当に難しい。
こう思います『オーディオはもう答えが出ている、ただ使う側の能力が低く鳴らせないだけ』あとは分かっていない己に気付くそこからです。
その時ウエスタンスピリッツのケーブルがお力になれる、そう思います。