近状報告
今年ほどよく食べてよく飲んで楽しく疲れた年はなかった、楽しかったのはやはり去年完成して今はずいぶん鳴ってきたリッツ線ケーブルの評価だった、モニターもせずブログを信じて頂き購入された方々、モニター応募され今聴かれてる方々からすこぶる評価が高い、みなさん私とほぼ同じような感想なのです。
やはり粘着質に基本に忠実に作って来た証明のような感じがして、私の心の中に何のわだかまりもなくスカッとしたものがあり、痛風になり三週間お酒を抜いたおかげで腫れも痛みもなくなり『正月だから』とシャンパーニュやワインを飲み、家内と音楽をアナログやCDで聴きました。
今までつまらないと思っていた全てのソフトは、それはそれは私の意図したとおりに鳴り、気持ちいい事この上なしです、そして再び気付きました『やはり鳴らせないのは私本人だったのだ』と、曲調や好みは色々あるけれど悪い録音などないのです。
クラシック、ジャズ、ロックやソウル、民族音楽、そしてJポップ、演歌、民謡、島唄、和楽器、私は何でも聴きます、その全てが今までと全く違う音楽に聴こえたのです、何を聴いても違和感が全くないので何時間聴いても疲れる事はありません。
例えばクラシックのニューイヤーコンサートや長編のオペラなど、途中で間延びがして飽きてしまう所が今まではどうしてもあったのですが、全てがスリリングでそれが全くないのです、ニューイヤーコンサートはレコードならば三枚です、それが全く飽きずに聴けるとはかなりの鳴り方になったと言うことです。
そして楽しいのでレコードの片面が直ぐに終わってしまいます、そんな時『CDならば楽なのにな』とは思いますがやはり真剣に聴くなら私はアナログレコードを選びますが、新たなリッツ線が完成し全てに繋がった今、CDもかなりの音質になりアナログとの差も少なくなり、オーディオがとても身近で楽しく有意義なものへと変化しました。
手前味噌になりますがこの様なケーブルが自分の手で作れた事が何より嬉しいのです、それでたくさん食べてたくさん飲んでしまいクタクタになるまで聴いてしまうのです、でもそのようなケーブルは今まで何処にもありませんでした、仕事なので当たり前ですが努力した結果です。
自分が楽しむ為に作った訳ではなく、聴いた方が楽しくなる夢のようなケーブルが何時か私にも作れたら、そう思い、あれも違うこれも違うとひたすら走り続けた人生です、でもそれが今は目の前にあります、家内に感謝するとともに『良くやったな』そう自分に言いたい。
と言いたいのですが、みなさんご存じのとおり更なる秘策がまた浮かんでしまうのが私なのです、どこかで『これでよし』と思える日が来るのかもしれません、しかし当分その日が私に来るとは思えないのです、正にこれがしたくて生きてきた。
しかし、遂にそのレベルに達したことは間違いないと思いますが、物作りは本当にそう思った時、終わりではないでしょうか?ウエスタンスピリッツに休みはありません、もう動き出しております。