BILLE VANS TRIO
1963年録音。
ビル.エバンス(p)
チャック.イスラエル(b)
ラリー.バンカー(dr)
やはり、50年代録音よりは少し音が良くなっている気がします、ピアノの音がポリンポリンしていなくて柔らかく艶がある。
ウッドベースやドラムスはややあり得ない量感ですが、私はこの空気感みたいな緊張したようなはりつめた演奏内容が好きです。
実に凛として、しっとりしている。
私はこのレコードをどんな時に聞いても何故か癒されます。
でも特に雨の日に静かな部屋で聞くのが私は好きです。
目の前でやってるみたいで生々しいとおもう。
鮮度抜群です。
特にJBLならば比較的鳴らしやすいのではとおもいます。
しかし、このレコードを16センチ位のフルレンジで聞くと私はつまらないと思います。
何と言っても、この低音がちゃんとでないと思うからです。
私はどんなに優れた他人のシステムで聞いても、このレコードだけは面白くないのです、自宅へ帰り聞くと、いつも想像を越えるのです。
まるで、本当に食べたかったものを行きつけの店でやっと食べた時の様に。
あの感じに似ている気もします。
みなさんもそんなレコードの何枚かはお持ちでしょう?私にとってはなくてはならない一枚てす。
持っていたら聞いてみてもらいたいと思います。
やっぱりビルのピアノは良いな。