オーディオ(3)
なんといっても、オーディオは経験ありきです、でも音の改善は現実に、やってみなければ分かりません、そして答えはどこにもないのです、貴方が聞いて本当に良ければそれでオーケーとなります、実際はそれが問題なのですが、その小さな積み重ねです。
と言う事で、私のブログは、いつも生意気な文章に見えるのかも知れませんが、私はただ実験し、感じたことを、ありのままにお伝えしたいだけなのです、文章でお伝えする事の難しさをご理解下さい。
私はいつも、使う道具一つ、素子どうしのリード線のからげ方や端末の処理の仕方、半田ゴテやその半田自体に強いこだわりがあります、やはり神経質で普通の感覚ではありませんが、行動が早すぎるために、たまにポカもやります(笑)ですからこんなに回り道をしたのかも知れません。
けれど、お客様の喜ぶ顔や、音が良くなった時など、レコードを次から次へかける終わりのないお客様の状態は、見ていて何度味わっても他にはかえがたいものがあるのです。
オーディオはアナログで例えるならば、カートリッヂの針先が拾った僅かな振動を、電気エネルギーに変換し、スピーカー迄何千メートルも先まで増幅をしながら届け続けてるようなもの、いかにその間のエネルギーロスを減らすかがポイントになります。
その間に各種トランスを入れ音楽信号の波形を整えるのも確かに効果はあります、要するに変電所(中継所)みたいなものです。
実際の距離は短い?とんでもない、トランス、コイル、コンデンサー、抵抗、ネットワーク、それらが直列に並列に複雑に繋がり、いったい合計で何千メートルあるか?何ヵ所の接点があるのか?しかも交流?考えただけで気が遠くなります、そんな中でケーブルを多少短くしても変わらない?それはナンセンスです、ケーブルは10センチの差が凄く大きいのです。
なので、本当はシンプルな回路の真空管アンプが優れているとも考えられます。
ある一部だけ見ているから分からないのですが、変わらない訳はないのです、全体を見晴らし、簡単に語ると、良い具合にシンプルイズベストにです、それがオーディオだと思います。
まだまだお伝えしたい事は山ほどありますが、ダメ出しを繰り返す、決してものを買い換える事ではありません、値段の高い商品から良い音が出る訳ではないのです、今に満足せず、常に日々の積み重ね、それしかありません、オーディオとはこんな厄介なものなのです。