オーディオはケーブルが大切
今日はケーブルの話をしよう。
私は日々、色々な事を実験し、その結果、主観ではありますが、感じたとおり、偽りのない真実をお伝えしてきました。
さて、その私のシステムの実験結果、変化の仕方、その総てを支えているもの、それはズバリケーブルです、今の私のサウンドはケーブルと共に歩んでまいりました。
私のシステムは自作ケーブルが絶妙なバランスで決まって来ているので、多分何をやっても他よりも変化が大きいのだと思います、と言うか私には分かりやすいのだと思います。
ネットワークもセッティングも確かに大切ですが、そこまでも、その後もオーディオを繋いでいるのは総て(機器全部)ケーブルなのです、冷静にオーディオ全体をよーく見渡してみて下さい、変わる変わらないの先入観は捨てて冷静に全体を見てください、音以前にケーブルがないとオーディオは動作すらしないのです。
これは語弊があるかも知れませんが、オーディオはケーブルの音を聞いていると言っても過言ではないと思います。
私のシステムを聞いた方々はみなさん一様に、JBLのボックス4560でどうしてこんな太く弾んだ低く勢いのある低音がでるのだろうと話します、私のシステムと他との大きな違いはただ一つ、ケーブルしかない、どこにどの素材をどのように使い、どの様な被覆でどのように作るのかです、ケーブルはもし部品に例えるならば、定数を変えられないフィルターなのです、音は目まぐるしく変わります、もし何種類か変えてみても、ケーブルでの鳴り方の違いが分からなければオーディオは出来ません、例えは悪いですが、水道水と天然水の違いが分からないのと同じ(こだわりがない)事になります。
スピーカーやカートリッヂを変えた程ではありませんが、アンプを変えるよりもケーブルは遥かに変わります、そして繋ぎかえると、新たな答えが出ます、繋げた瞬間に分かる方も希にいますが、最低でも一ヶ月は聞かないと真実は分かりません、それと悪く変わった場合、貴方のオーディオの不備が見つかる事も多いのです、むしろそちらを疑うべきです、繋ぎかえる前と鳴り方が変わるから、ネットワークやセッティング迄が変わります、何故そうなったのかを知らなければ、ケーブルで全体のバランスをとるのは難しいです。
一番変化するのが電源ケーブルですが、次がスピーカーケーブルで最後にラインケーブルです、各々に変化の仕方は違いますが、音そのものもそうですが、鳴り方が変わる(しかし聞き分ける能力や感じ方には個人差もあります)のです、凄く変わります。
私はアンプの内部配線も出来る限り交換します、アナログのトーンアームの内部配線も交換して、出力の5ピン端子も外して(接点不良が多いから)線を直に余裕をもたせ引き出し、端末を綺麗に磨いてPUケーブルと半田で留めています、これはエネルギーロスを軽減させ、音が明るくなるのを防ぎ、音を太くワイドレンジにする為です。
MCトランスやヘッドアンプで増幅される前なのと、プリのフォノイコライザーに更に増幅される前だからその変化は、増幅された後になると図り知れません、それが半田留めの為一ヶ月後に落ち着きます、それはなぜか?半田は優れた端末処理の方法なのですが、ゆっくり融合する性質があるためと思われます、ネジ止めやからげただけでは、どうしても他の金属が介在するために、余計な音質が付くし接点は常に動き、安定せず不十分であり、正当な答えがいつまで経っても出ないからだと思います、そして少しずつ積み重なって出てくる差が最後にとんでもない音質の違いに繋がります。
物凄い効果があります。
やはり、オーディオは、部屋と電源と電源の取り方と、接点とセッティングと、特にケーブルがとても大切だと思います。