2)素線径混合リッツ線スピーカーケーブル
このリッツ線スピーカーケーブルは一定の長さで行っている。
作って丸一日経った、エージングのCDをかなり強烈な音量でリピートしっぱなしにしておいた。
固さは随分なくなってきた、情報量が増えて活き活きと自由に鳴っているそんな感じだ、まだ丸一日だ、半田をした影響はある、しかし良いと思う、この線の数で決定出来そうだ、ただし数はである。
音像が色濃くスピーカーのセンターに浮かぶ、もっと言えば二本のスピーカーは完全に無視され、奏者のいる所から楽器だけでなく、人の弾いてる姿が分かる、JBLはまだまだ鳴るな、それを予感させる。
聞いていて思わず引き込まれてしまった。
オーディオを聞いていると言う感じではなく、楽器や奏者の質量が分かる、そこで演奏をやってもらっているみたいな錯覚に陥る。
少しやり過ぎた様だ、昨日の夕方から目眩がする、半田の煙りを吸いすぎたのだと思う、窓はしっかり開け放ち作業をしていたのだが、歳をとり眼が見えづらくなった為にどうしてもかぶり付きで作業をしていたからだと思う。
今のROHS規格の半田と違い、ウエスタンスピリッツは、1940年代の英国の半田を使う、何か有害なものが入っているのだと思う、それをまともに一時間は思いっきり吸っていた事になる。
目眩は殆ど回復してきたが、朝は少し吐き気がしてふらつき、真っ直ぐに歩けない程であった。
半田もそうだが、剥離剤を使っての作業も特に気を付けましょう、窓は全開、終わった後はうがいを。
しかしネットワークの固定抵抗を動かしたのは上手く決まったと思えるので、今回メリットがあった、ツィーターのケーブルだけをリッツ線にした時は、一瞬ではあるが完全に音全体をツィーターが支配した、白状すると、焦ってパワーアンブからネットワーク迄のおおもとを急遽作ったのだ、順番が逆である。
始めこう思っていた、今は少しうるさいツィーターの音が、パワーアンプからネットワーク迄のおおもとをリッツ線に揃える事で、上手く繋がるのではないだろうかと考えたのであるが、その答えは意に反して全く違い、確かにツィーターの音色はドライバーと揃ったのだが、それに伴い低域が全く違う反応をしたのである、つまり今までになかった太く歪みのない低域が暴れずにズボッ!と鳴ったのである、しかし僅かに閉塞感がある気がする、もう少し素直にならないかな?
今日はネットワークからドライバー迄も一気に作る予定だったが、昨日の半田の煙りの様な事があったので、作るのを休み、少し聞く事にしたのである。
聞いていて、聞けば聞くほど現代的でみずみずしいの一言である、しかし何かが違うと感じる。