Audio Accessoryを読んで
最近私のブログの内容が固く攻撃的な文章になっていると、家内に言われた、上手くお伝えしようと熱くなってしまっていた、申し訳無い。
様々なオーディオアクセリーが載っていた、成る程これか…上手い文章を書くものだと思った、消費者は評論家のこの試聴結果を信じるだろう。
しかし私は評論家ではないが、とある方のお陰で、その殆どを自分のシステムで試せる環境にある、実際今まで殆どのオーディオアクセサリーを自分のシステムで試して来た。
私のシステムにも問題があるのか、実は殆どあまり効果がない、あると言えばあるのだが、変わるだけで、良くなったのとは違う、オーディオは物理的な要素も多分に含んでいる、だからビジネスになるのだと思うが。
今は色々な新製品がまた出だして来ている、それは賑わいがあって好ましい事だが、少し値段が高過ぎる。
私が個人的に、今までオーディオアクセサリーの中でこれは良いと思ったのは、ENACOMとナガオカのレコードクリーナー スタットバン562とブラシのアルジャント116とMBのスタイラスクリーナー(入れ物が昔はブラックだった、今はブルーだと思う、現在はかなり中身も変わっている)が最後だ、それもENACOMは、ACとスピーカーケーブルの端末に繋ぐタイプである。
先日、リッツ線が上手く鳴って来たので、それではとツィーターに繋げていたENACOMを試しに外してみた、音の芯みたいなものが消えて、はりのないつまらない普通のツィーターの音になってしまった、ENACOMを繋げると、音はまたすぐ元のグッドな方向に戻った。
みなさんが何気なくずっと繋げてる、オーディオアクセサリーは外した方が良いものも中にはあるのだ、但し、長い年月親しんで使ってきたものに、新たに何か足したり外したりするのはけっこう勇気が必要なものだ。
私も過去はそうだったが、大体はお金を支払い購入してきたのだから良くなったと思いたいのだ。
確かに音は変化する、しかし冷静に色々な場面で色々なソフトを聞いていくうちに、あれ?このソフトは以前はもっと上手く鳴っていた筈だ…
そんな経験はないだろうか?
オーディオはそれ自体で大体上手く鳴る筈だと思う、そこに少しでも音をよくしようと色々と良いと言われる、オーディオアクセサリーを繋げていく。
一つ一つ少しずつ増えていくので、しまいには変化に気付かなくなるものなのだ、それらが積もり積もって、とんでもない音になっている事がある。
だからたまにアクセサリーを疑い、暮れの大掃除の時にでも、端子を磨くついでに、一端総て外して聞いてみてはいかがだろうか、とにかく私はもうこれで良いのだ、と、思わない事だ、その上はいくらでも存在するから、人は経験を積んで分かっていくものだ。
それを助けてくれるのは、やはりズバリ本当の事を言ってくれる数少ない本当の友人ではないだろか?
雑誌を読むのは構わないがあまり鵜呑みにしてしまうのも怖いと思う。
その証拠に、オーディオ評論家達も、総ての場面で試せている訳ではない、限られた試聴室で限られたシステムでその音質の評価をしているに過ぎない、しかも上手な文章で、その意味に於て、評論家と言う仕事も大変だなと思う、悪くは書けないのだから、芸能界と同じである、真実を書くと干されてしまうからだと思う。
だからみなさんもご自分で充分に見て聞いて選ばれたら良いと思う、そしてやはり、ただ今までにない周波数が鳴って変わったのと、良くなった事を間違えない様な耳を作る事である。
人は常に、今以上の音質を聞いて、耳も聞き方も変わって行くことをご理解願いたい。
聞き方が変わって進歩していくと、貴方の音は必ずそこから今以上になっていく。
銭がなければオーディオは出来ない、かと言って湯水のごとく銭をかければ良い音が鳴る訳ではない。
常に素直であれ、自分と違う考え方や良い音も、音を良くする方法も実はいくらでもある。
その繰り返しである、それはまた、私も同じである、自分が最高と思ってもその上はいくらでも存在する、ただ本当に優れた音を鳴らしている人はなかなか世の中に出て来ないだけだ、どこかで密かに笑って我々を見ているだろう。
そろそろブランド思考から脱却の時が来たようだ、みなさん、もっとポリシーと個性を持とうよ。