ツィーターをマイナス2dB にしてみた
2012年、今年は色んな意味で飛躍出来たと思う。
リッツ線研究や、トーンアームの内部配線リッツ線へ交換、ヘッドシェルのリード線リッツ線へ交換、プリアンプの内部配線リッツ線へ交換。そして、憧れの新たなツィーター(Technics EAS-9HH42)購入に伴い、ずいぶん鳴り方が変化した。
新年を、気持ち良く迎える為に、最後に少し悪あがきをしてみた(笑)
さて、そのTechnicsのツィーターが、やっと目覚めてきた。今まで抵抗を入れずに聞いて来たのだが。やはり音は少し強く感じた、と言うよりやっとまともに鳴ってきた。
HI-FI STEREO GUIDEには、このツィーターの能率が、年代により二つ書いてある。101dBと102dBである。ドライバーは結局、能率が108dBなので、マイナス8dBに戻した。つまり100dBになった。と言う事は、ツィーターはマイナス1か2dBではないだろうか。
本機は8Ωなので、マイナス1dBは厳密にはR1が0.9ΩでR2は65.6Ωなのだが、残念ながら工業規格にないので、近似値の、R1が1ΩでR2を68Ωで代用した。
しかし暫しの時間聞いた感じ、後少し滑らかさが欲しい。
結局マイナス2dBに落ち着いた。こちらも厳密にはR1が1.7ΩでR2は30.9なのだが、こちらもない。なのでまた近似値のR1が1.5ΩでR2を33Ωで代用した。どちらもUSA DALEの、消し炭色の10Wである。
本機(ツィーター)は、振動板がチタンなので音に甘さがなく、カチッとした音だ。何とか今のところバランスしたようだ。まだエージングが終わってないのでなんとも言えないが、三時間位聞いてると少し落ち着いてきた。
年内は、このままで聞いてみる。やはり、心配していたとおり、抵抗が入ると音の鮮度や情報量は明らかに落ちた。少し残念だが、個人的に全体的な音のバランスを選んだ。
明らかにほんの少し甘く細くなったが、この鳴り方も悪くはないと思う。個人的には、もう少し重心が下がって欲しい。
話しは変わるが。プリのアウトに繋げた、パワーアンプの入力と同じ25kΩを並列に繋いだ音は、本当に激変した。
それがなければ、このツィーターもこんなに上手く鳴らなかっただろう。
もしも、システムに弦と言うものが存在するとしたら。まるでその弦を、新たに総てはりかえたみたいな変化だった。
言葉が変かも知れないが、JBLの4560BKを、CROWNのアンプで鳴らしているとは思えないクリアーな音である。
やはり特殊な事なので一般的にはあまりお薦めは出来ないが、我が家では激変した。
話しは戻るが。ツィーターはドライバーと同じ能率で合わせるか、少し低めがバランスするかも知れない。
あまり何年も固定抵抗の定数を変えてない方は、たまに定数をさわってみるのも面白いかも知れない。新たな発見があるかも知れない。ネットワークは無限大の可能性を秘めているからである。
次の日、ずいぶん落ち着いた鳴り方になっていた。