DIRTY DOZEN BRASS BAND
1984年USA Concord GW-505である。
届いてジャケットを見るなり、アチャー!やっちまったなーみたいな異彩を放っていたレコードである。
聞いてみて口を明けて思わず大声で笑ってしまった。凄くダサいからである。
しかし聞いていくと、だんだんズッポリとハマってしまった。Concordなので、マーチ的なジャズなのかと私は勝手に思ったのだ。
ところが、ぜんぜん違うのである。スーザフォンがベースのラインをファンキーにブワブワと吹くではないか。かっこいいっ!!
それにしても、このレコードの音の良さには驚く。ある意味オーディオ的?
街を練り歩きながら演奏している様な、鼓笛隊みたいな演奏内容かと思っていたら、なかなか面白かった。
総ての曲にソロのパートがあり、それがすっとんきょうなのだが、そこに魅力がある。
いきなり夜道で知らない大きな黒人さんに声をかけられた様な驚きがある。
しかし、何とも憎めないレコードである。