私的なスピーカーの優れた鳴り考。
これはあくまでも主観です。
言葉で語るのはとても難しい、しかし書かないと始まらない。
先ずはのびのび活き活きしている。総ての音は淀みなく固く柔らかく濃い、いっせいに鳴った各々の楽器は輝いていて、よく分離して嫌らしく耳に絡み付く事はない。
全帯域しっかり鳴っていて耳に絡まずうるさくない。
そして音の縁取り(エッヂ)がしっかりある、総ての楽器や人の声は大きな定位にならない。
そして音の強さと優しさ、奥行きと広がりがあり、再生周波数が広く、音に生命感と動きがある。
抜けている周波数が少なく、太く勢いがあり、聞いていて楽しく疲れないため、何時間でも聞いていられる。センスよく音が濃い。
しかし並大抵の努力では、この様な本当の濃い音にはならない。本当に密度のある音とは、あまりそれを感じないのである。スピーカーから剥がれていて、サッパリしているのである。
そして、二本のスピーカーが消える。
私はこの様な音を求めてきた。