船橋からお客様が試聴に来られた。
今までGASのテァドラとアンプジラを使用しておられた。しかし半年鳴らしてなかった為に部品の劣化なのか音に艶がない。そしてアナログが鳴らなくなった。
私は故障の少ない名機CROWNを推薦した。今日は最終確認の為、CROWNが繋がった我が家のシステムを聞きに来られた。
10年ぶりである、私もかなり進歩した、自信はあるが、どうなるだろうか。
先ずは私の十八番、Concordのメジャーリーグをかけた。お客様は唸っていた。
次にご持参されたアンセルメ指揮の展覧会の絵を総て聞いた。納得された様である。低音ののびとそのスッキリ感、木管楽器の静かで滑らかなところ、シンバルの音が良く出ていると話された。
そして音の芯を感じるとの事だった。何これ?と呆れて話された。
良かった、どうやらお気に召された様である。
私はぶれない一貫して語ってきた、自分だけが良いと思っていてもプロは駄目なのだ。
ガラクタの様なものから最高の音を鳴らす。これがウェスタンスピリッツのスタンスである。
あまり多くを語らない方だが、適格なご意見だと私も納得した。今までこのレコードがいかに鳴っていなかったかが、私のシステムを聞いてよく分かったと何度も話された。
これ以上のお誉めの言葉が他にあるだろうか。私は紆余曲折あったが結局異次元のレベル迄システムを鳴らした。
そう、やっとここまで来たのである、しかし、まだまだである。
ご試聴ありがとうございます。