電源が駄目ならばオーディオは絶対に鳴らない
それを確信した、優れた機材を使うのも確かに大切である。しかし、本当に優れているのと、ただ値段が高いのとは少し話が違う。
しかしどんなに世間で良いと言われているものを購入しても、貴方のシステムの音は良くならないのである。
優れている機材からそれなりの音を鳴らすにはやはりちゃんとしたステージを踏む事が必要である。
我が家の音は、正にそれを証明したような鳴り方である。下品な音はもう鳴らない。しかもウエスタンスピリッツはJBLである。
私は兼ねてから憧れていた20V30Aからの低磁束のノイズカットトランスを入れた。驚きの音だった。
多分こんなJBLを誰も聞いた事はないと思う。私がないのである。遂にそこまで来てしまった、だからもうこの先に見本となる教科書はないと思われる。
その苦しみがご理解いただけるだろうか…分かっていたら世間の音はもっと良くなっている筈である。
私が日々色々やっている事は、時代が早すぎたのか遅すぎたのか分からないが、方向は多分、間違えていないと思う。ただあまり理解されないようである。
しかし、私が死んだ後に理解されても全く意味がない。大切なのは私が生きている今である。
みんな音があまくボケている。他人のシステムを聞いていつも思う、何でこんな立派システムからこんな程度の音しか鳴らないのだろう。私はずっとそう思っている。
そしてこのブログを読んでる貴方、貴方の音は鮮やかではない。薄っぺらくボケボケである。しかしこう思っていると思う。
自分の事を言われているのではないと、しかし貴方のシステムの音は正にボケボケである。
確実に鳴っていないのである。それは何故か?電源やケーブルが駄目だからである。何にも対策を講じてない、ただコンセントに繋いでいるだけ、所詮はブランド思考だからである。
どんなに素材が優れていても、オーディオは耳で聞くものである。みなさんはそこを忘れている。いつの間にか雑誌を信用し自らはまっている、そんな風にしか私には見えない。
どこで聞いても哀れな音である。しかし私はその場では笑っているだけ、真実は語らない。それは何故か、もはや、話しても無駄、そう判断したからである。そこから少しずつウエスタンスピリッツの試聴室との往復でご理解願うしかない。
違いに気付いたならば、それなりの質問が来る筈である。しかしそれが全くない、そんな方に門前仲町の晩年のジャズタカノの音など語って欲しくはないのである。
タカノ氏は最後まで悩んで試行錯誤の連続だった。私はそれを知っている。しかしブログ等で、タカノさんがどれだけ電源やセッティングで悩んだかなんて誰も分かっていないだろう。
そして、あえて書く必要もないだろう。私は判断した。分かってない方に語ってもオーディオは語り尽くす事が出来ない。
普通のオーディオより飛び抜けた音にするには、高価な機材を揃える事ではなく、電源をしっかりさせる事がスタートである。
それがご理解出来てはじめて、優れた機材は貴方に至福の時をくれるのである。
最後は総ての接点である、一見繋がって見える接点であるが、実は粒子のレベル迄拡大して互いの表面を見れたとしたら、繋がって導通してるのではなく、引っ掛かって放電しているが正解。それは半田をしても溶接をしても完璧に繋がっているのでなく、粒子レベルでは、ただ乗ってるだけ。そこがエネルギーロスを起こしている。
一端切断した物体同士を完璧に繋げる方法、これだけは未だにないのである。そこがオーディオの最終課題だと私は思う。
どんなにやってもオーディオに完璧はない。ならばせめて電源をしっかりさせよう。他にも大切なところはたくさんあるが、電源が柔では、オーディオは絶対に鳴らない。