附帯音を減らす前に、極小音量再生をしてみた
あえて昼間にやってみた。ウエスタンスピリッツのアンプはCROWNである、ボリュームを一つ上げただけで爆音になる(笑)そして附帯音をかなり感じる、なくさない迄も少し抑えたい。
スピーカーの能率が101dBある。しかしCDプレーヤーがマランツCD-72aなので、バリアブルに繋ぐと、リモコンで音量が調整出来る様になっている、あまり良い方法とは思えないが、今回バリアブルを使った。
そしていつも聞いているリスニングポイントで、やっと聞き取れる位の小さな音量で聞いてみた。小さな音量再生では附帯音は感じず、ハッタリはきかないからである。附帯音の少ない音を聞いてみたい、そう思ったのである。
附帯音も響きも感じず、なかなかの音質バランスである。驚いたのはS/Nで。全く音のないところから高域も低域もしっかりスピードを伴い切れ良くキビキビ再生している事が分かった。しかし耳には聞こえないが、同じ比率で附帯音はこの状態でもあるのである。
音を大きくした時もこのバランスが必要である。私は附帯音と格闘する事を決めた。
音を大きくした時と定位の位置は全く変わらない。いや定位は、むしろ小音量の方が優れている。ウエスタンスピリッツのオーディオが、ここまで鳴っていたとは正直分からなかった。
今は、小音量でしっかり鳴っている。よしっ!附帯音を適度に減らすぞ。
附帯音を上手く減らす事が出来れば、更に定位に優れ二本のスピーカーは本当に消えた様な鳴り方になる筈である。
附帯音の周波数によって全く違ってくる。そして一般的な鉛やブチルゴムだけは絶対に使いたくない。
しかも、出来るだけお金をかけずにやるのがウエスタンスピリッツの方針である。更に簡単で、実験が失敗だった時、すぐに元に戻せるやり方でないといけない。
しかし附帯音をとるとは、裏を返せば響きもなくしてしまう事になりかねない、やはり実験を行う場所と、適度なさじ加減やセンスが必要である。やりすぎは禁物である。少し時間がかかるな、そう思った。
さてどうなるだろうか。