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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

更なる実験開始1)



この実験内容はあくまでも附帯音対策である。

今回の始めに、スピーカーユニットのドライバーのダイアフラム後ろの蓋の裏側である。改造になるので申し訳ないが、詳しい内容は省かせていただく。申し訳ないがご理解願いたい。

今までは一センチ位の厚さのニードルフェルトを貼っていた、それだけではどうも不充分と思える。時代は進んでいるのである、オリジナルはスポンジの様なもので、経年変化により完全に溶けていた。それよりはニードルフェルトは確実に良かった。しかし今回、音がボケているのが試聴で明らかとなった。

ヴィンテージオーディオは、オリジナルを良しとする風潮があるが、私はそうは思わない。今回抑えたい附帯音は250位から~1200Hz辺りと1200~6000Hz辺りのウーハーとツィーターのカットオフと重なる辺りである。ウエスタンスピリッツは、800Hzと5000Hzでクロスさせている。そしてホーンのカットオフ周波数が250Hzである。

ドライバーからウーハーに周波数帯域が移るとき、特にウッドベースの音色が変化する、私はそれがどうしても正しいとは思えない。ボーカルもその帯域がある、これは問題である。

極小さな音ではあまり感じないが、色々なお客様がご試聴に来られる、その為にはやはり完璧にしたい。

ウーハーやツィーターとの繋がりや、正確なレスポンスを求めたい。

しかし、こればかりはやってみないと分からない。失敗しても直ぐに簡単に現状復帰出来る。なので安心して実験が出来る。

でも、祈る思いである。

その結果は驚異的なものであった。ドライバーの附帯音はものの見事に消えて、本当の音の広がりとは、楽器の音とはどんなものなのかをこの実験は私に教えてくれた。

音が前に出てくるのであるが、全くうるさくないのである。言葉で話すと太くて帯域が広いしっかり鳴った、そんな感じである。

軽やかな鳴り方で、音に奥行きと気品があるのである。今まで使用してきた同じJBL LE85とは、もはや思えない。と言うかスリーウェイのスピーカーとは思えないのである。

ネットワークで切って鳴らすと、軽やかな中域が鳴らないと言うのは嘘である。ウエスタンスピリッツではちゃんと鳴った。

しかし、それが故に今度はウーハーのスピードが、附帯音があるために追い付かない、そんな事は始めっから分かっている。やっばりなと思った。

次は、ウーハーとボックスの附帯音抑振対策である。

オーディオの道は遠く険しい(笑)

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