更なる実験1)の続き
附帯音減衰実験の次の朝、再度、今度はCDを小音量で聞いてみた。
かなり変化していた、一聴して直ぐにわかるのは、意外や意外、低域であった。太く速く更に低い方へ沈み込む様になっていた事である。
しかし欠点は、ウーハーがもうドライバーの音とスピードが揃わない事である。
ウーハーの真後ろにある板に、前回(ドライバー)より、もっとしっかり抑振対策をしてみてはとの内容だった。
更に良くなるとなれば、私がやらない訳はない。駄目ならば直ぐに現状復帰出来るので安心である。
ドライバーとウーハーの関係はとても微妙で大切である。ドライバーの蓋に附帯音減衰の対策を講じた、するとそこは上手くいったのだが、今度はウーハーの粗が出た。
対策を講じる前にそれは分かっていたのだが、高い音階の影響は低い周波数に迄及んだ。
つまり自然界の音との波形の調和なのだと思う。時にあり得ない音をオーディオは鳴らす、普通のオーディオとはそんな程度である。
私は嫌だ、違和感のある音を聞いてるのが耐えられないのである。しかし分からないで過ごせれば、それはそれで誠に幸せなのだが・・・。
人の知らないことを知っているのは自慢になるが、そのまま通り過ぎてしまえばそこで終わりである。
私は少し生き急いでるのかも知れないが、知ってしまった以上、どうしても何故?の答えを知りたいのである。
ウエスタンスピリッツの音を聞いて、色々ご指摘される方はいらっしゃるが、しっかり理由と対策をお伝え頂ける方は極希である。ありがたかった。
しかしオーディオは、あちこちボケていて実に面白い。オーディオは正にぶれていてボケボケである。色んな趣味の中でも、特に完成されていない妖しいオーディオが私は一番可愛い。
今回特にそう思った。さて、ウーハーボックスの附帯音減衰、抑振対策は上手く行くか?