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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
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更なる実験2)

この実験は、正確に結果をお伝えする為に、実際とは少しタイムラグがあり、実際、実験は更に先へ進んでいる。そしてあくまでも、オーディオを異次元の究極まで追い込もうとして実験している主観的な作業と試聴結果である。

附帯音を減らそうとした抑振対策の第二段(他にもまだあるが)である、やはりウーハー(130A)とボックス(JBL4560BK)である。

部屋と合わせて、低域の周波数は附帯音の王様である。またそれを上手く使い、柔らかに聞こえる様に鳴らす方向もある、しかしウエスタンスピリッツはクリアーな方向である。

ドライバーとのカットオフ周波数辺りと、120~250Hz辺りの音楽の骨格とも言える一番美味しいところである。完璧に取り去る事は出来ない迄も、付帯音を減らさなければならない。。

やはり38㎝ウーハーはコーン紙の大きさ故の分割振動を起こし、正確なレスポンスが出来ない。その為ドライバーとなかなか音色が揃わない。

板にかかり気になる音圧は、板の振動域と被るそこそこ低い周波数である。他とは抑振の仕方が少し異なる。

後は機材本体の問題である。徹底的に音をスッキリとさせ、鳴り方に切れとスピードを加えたい。今回、先ずはボックスJBL4560BKのウーハー真後ろの板に着目した。

現在どう聞いてもそこが弱そうに感じた。もっと音が立体的に前に出てきてほしい。そして柔らかな甘さのない広がりと奥行きを伴った綺麗に沈んだ音を、桁外れに鳴らしたい。そこまで鳴らしてはじめてプロである。

それでも尚私には不満が残るだろうが、やりすぎは禁物である。

何でも一つの方向では片付かない、色んな方向から冷静に見つめ直さなければならない。それがオーディオである。適度に牛耳り適度に鳴かせる、これがセンスなのである。

私は昔、バカな話だが、鉄でスピーカーボックスを作った事もあった。しかし実につまらない音になってしまった(笑)

今回そんな事がないように時間をかけて、色々な周波数の附帯音を探ってみたい。

附帯音、それはオーディオにとって敵にも見方にもなる。そこを極めてみたい。

作業は以外と簡単だった。

しかしその結果はやはり驚きのものだった。ウーハーとドライバーはやっとスピードが揃い手を結んだのである。

附帯音を完全になくす事は出来ないし、あまりシビアに減らし過ぎると響きがなくなり面白味のない音になってしまう。

想像どおり音は立体感を伴い前に出た。しかし昨日行ったばかりなのだ。しかし時間と共に効果が表れてきた。

特にアナログの音はやはり次元が違い素晴らしい。CDの音はまだ絵空事に聞こえてしまう。

今の実験が総て終わったら次はCDを上手く鳴らそう、そう思う。

次の日にリスニングルームに行ってみたら、想像を遥かに越える結果になっていた。今までどうしてもウッドベースの音かギターの低音弦なのか不明瞭で分からないレコードが一枚あった。

どんな実験をしても実行したその日に正しい答えは出ない。良いにせよ良くないにせよ、大体は翌日に答えがでる。そして更に72時間位で真価を発揮するものである。

今回もしやと思い、そのレコードに針を下ろしてみた、今まで被った様に鳴っていたその音はレイブラウンのウッドベースだとはっきり分かった。

附帯音は薄くはなったが消えない、重低音の量と沈み方と音の濃さが追加された。それと、まるで見えるかのように奏者の動きが分かるようになった。呼吸まで聞こえて来そうな位静かになった。

響きは録音時にレコーディングスタジオが作るもの、スピーカーが妙に響いてはいけないのである。まあ確かにそれが附帯音なのだが。実在感のある立派な音である。

しかし今度はウーハーのコーン紙が分割振動を起こしてるのに気が付いた。ウーハーも徹底的に。

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