GASアンプジラの電源コンセント
アンプジラの電源コンセントは三股である。最近は三股が当たり前になったが、昔の日本のオーディオは普通に二股だった。壁コンセントを考えての事だろう。
そこに三股を二股に変換するアダプターをつけて使っていた、ところがこのアダプターがけっこう曲者なのである。
なのでアンプジラを直にアダプターを付けずに繋ぐには、壁に三股コンセントが必要になる。
ウエスタンスピリッツはお客様のおすすめもあり、明工社(めいこうしゃ)の壁コンセントを使ってきた。
向かって右側上がホット、隣がグランド、真ん中がアースである。
明工社があらゆる壁コンセントの中で私が知る限り、音が一番良い。ME2817 設置埋め込ダブルコンセント 15A 125V、因みにホスピタルグレードは、どれも全部値段が高いだけで、音が無機質になり全く音が駄目だった。
明工社の壁コンセント自体は本来、音を考えて作ってる訳ではないと思うが、結局安価であるが故、接点である金属にメッキなど余計な加工をしてないのがたまたま音に良いのだと思う。
アンプジラの電源コンセントのアダプターを外し、端末をピカールで三回念入りに磨いては何度も拭き取り、エタノールで念入りに磨いたところを二回脱脂して、チタンオイルを一回塗り一旦拭き取り、フィニッシュに再度チタンオイルを薄く塗った。
三十分経過、再度極性チェッカーで壁コンセントをチェック、オーケーである。
アンプジラの電源を入れて一時間。そして鳴らしてみた。
明らかに穏やかでダイナミックレンジが広がった、それにしてもコンセントの大切さを思い知らされた。
音は左右のスピーカーの外まで広がったのに、音像は色濃く二本のスピーカーの内側に定位する。簡単に話すと音が散らばらない。
また確実に一歩高嶺に登れた。一つ一つ完成に近づいて来た。そして私はどんどんクラシック党になってきた。オーディオで、クラシックがこんなに楽しく鳴るとは思っていなかった(笑)
愛しのアンプジラよ…更に鳴ってくれてありがとう。