オーディオ孝
ウエスタンスピリッツなりにオーディオを考えてみた、少し面倒だが、同じ考えの方が少数でもいらしたら幸いである。
オーディオとは、カートリッヂやCDが拾った微細な信号を、スピーカーが鳴らせる電力まで歪みなく増幅してゆく、音楽鑑賞を目的とした増幅機である。
それの源になるのが、読んで字のごとし電源である。最後のスピーカー迄ロスなく電気信号を届け、ロスなく端末(グランド)に落ちれば良いわけである。
1Hzは一秒間にホットからグランドに落ちる一回の往復となる。人間の高周波数可聴帯域は15000Hzから20000Hzとされているので、15000~20000回の往復となる。人間に聞こえる低音可聴帯域は20Hzとされているから20回の往復となる。しかし、この可聴帯域の定義は些かアバウトである。
これらが総てロスなく行われるのが理想のオーディオの条件である。しかし、その総てがしっかりしていてもオーディオは良い音を鳴らせないのである。
今までは電気のお話であるが、更に総ての機材が本体からさまざまな原因で起こる振動やスピーカー等からもたらされる振動の影響や、様々な高周波ノイズや低周波ノイズの影響を盛大に受けている訳である。
そして床や壁や天井など、実に多岐に渡るエネルギーロスが存在するのである。
そして、機材総てをつなぐケーブルの存在がある。
そしてウエスタンスピリッツは、その中でケーブルを生業と選んだ。しかし単にケーブルと言っても、上記に書いた総てを理解しないと、優れたケーブルは完成しないのである。
ウエスタンスピリッツは、色々経験してきて振り返り考える。オーディオはその総てが正しい方向に理解した上で進んでなければならない。
その為には、入り口から固めていかなければ成功法は見つける事が出来ない。なぜならば、入り口の音にエネルギーロスがあれば、後の機材(アンプやスピーカー)はそれをただそのまま増幅する訳である、読んでいると簡単そうなのだが人はなかなか気が付かないものである。
だから入り口に品位の高い商品を使うのも大切だが、繋ぎ方や振動対策や総てを繋げるケーブルの端末処理や取り回しや質を含め、それが、再生音に大きな差をつける事になるのである。
ウエスタンスピリッツの配線の仕方は、総てがシンプルにが鉄則であるが、それでもまだまだ不十分だが、入り口は究極に近い方法をとっている。特にアナログである。
なのでいつも、一般のオーディオシステムとは比較にならないほどの実験結果になるのである。
それでもまだまだ分からない事だらけである。最後までグランドが大地にしっかり落ちれば良い音を聞ける訳でもなさそうである。
最近の日本の異常気象は誠に恐ろしい、大地に繋いだグランドから雷が飛び込み、機材を破壊してしまう。また遠雷が鋭い電磁波になり機材に伝わり影響する事もあるようである。
オーディオとは突き詰めると実に厄介であり難しいのである。しかし、ありきたりの音で満足出来れば誠に幸せなのだが、私は違うのである。
どうしても真実が知りたかった。音も電気も目に見えない、しかし確かに増幅されてるからスピーカーは鳴るのである。
オーディオとは電源をしっかりさせ、入り口から出口の端末を出来る限りいつも綺麗に保ち、シンプルにする。そして機材各々が起こす振動を床も含め、正しく対策を講じることである。
簡単に話すと、いつもウエスタンスピリッツが語っている様に、エネルギーロスを出来るかぎり減らす事以外に音を良くする方法は絶対にない。
オーディオシステムを良い音にするとは、エネルギーロスを減らす事に他ならない。これがウエスタンスピリッツのオーディオ考である。