[ お知らせ ]
この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

実験結果が実を結んだ





このお話は実際には少し前の出来事で、実際は更に進んでいる。

最後の実験と言うより、やってみたい事を総てやった、と言った方が早い。スピーカーの下に追加の板を張り終えてから丸一日経った。その夕方から家内と、勝利の美酒を味わった。

肴はミネストローネとオリーブの塩漬けだけ、これは私のリクエスト、酒はヴーヴクリコ(辛口のシャンパン)である。私は、このシャンパンが大好きなので他には何にもいらない。家内のミネストローネ、ありがとう!!ハーブがきいていて、とても美味しかった。

では本題へ、ウエスタンスピリッツは部屋が暗いので画像を明るくしたが、見えるだろうか。赤タモの集成材を更に一枚横幅があるので、横に二枚張り合わせ一段追加した。つまりスピーカーの下は合計で9㎝厚さが追加になった。

只でさえ重い板が約一メートル四方である。その重さは、正直半端ではない。

慣れた私でも、張り合わせるのに四時間はかかっただろうか。汗が大量に吹き出し、今年55歳になる足腰はガタガタになった。普段からの運動不足を感じる。しかしどうしてもここまではやりたかったのである。

これ以上板厚を増やしても、多分音は大きく変化することはないだろうし、逆にスピーカーの高さが増えた事による弊害が出る筈である。

そしてスピーカーの右横奥にあったノイズカットトランスを、スピーカーの前右横に出したのである。どうしても右側のスピーカーを後10㎝程外側に開きたかったからである。

これは音の為ではなく、今回敷いた板が、トランスのスペースを狭め置けなくなった為である。そして一石二鳥、配線をしやすくするためでもある。配線がしやすくなるとケーブルが作りやすいので、更に次のステップへ進みやすくなる。

ウエスタンスピリッツはケーブル屋さんなのです。やはり電源ケーブルは1.6㎜単線が圧倒的に優れている、どうしても1.4や1.8㎜単線では駄目なのである。

それと今まではMCヘッドアンプのノイズカットトランスとプリアンブのノイズカットトランスが比較的近かったので、そこも遥かに離す事が出来た。これは、音質改善にとって大きなメリットだ。ノイズカットトランス各々が干渉するから、離す事によってそれを解消出来るのである。

そしてスピーカーの下に敷いていた3㎝角の、ありふれたアフリカ黒檀のキューブから、約1㎝角に加工した青黒檀にチェンジした。理由は、下の板が3㎝高くなったので、黒檀の高さを減らし、青黒檀で高さを調整して、更に音質改善の解像度も増そうと言う一石二鳥をねらった訳だ。

青黒檀を敷いた訳は、音の解像度が高く、スピードがとても早いからである。つまり、リアルな音になる。

そして、ホーンの角度を計ってみると、わずかに下に向いていた。これは駄目だ、今までドライバーの下に4㎝の青黒檀を敷いていた。それを3㎝に交換すると見事ホーンは水平を保てた。ここまで来たら妥協なく終わらせたい。この細やかな気配りが後に、必ず重なり再生音に出てくる。

よくアルテックA‐7を使っている方にありがちな、ドライバー側が極端に上がってホーンがお辞儀をしてる状態、あれは音がうるさくなりいただけない。これは二本のスピーカーを内側に向けたのと同じように、音がうるさくなり、宜しくない。

トーンアームとホーンは、絶対に水平でなければならない。私は過去に何本もA‐7やA‐5を使って来たが、ドライバー側が持ち上がり水平を保ってない状態では、上手く鳴らす事は絶対に出来ない。

それはこのスピーカーも同じである。スピーカーボックスの前面に、ホーンをネジで留めて、ボックスの中に設置して音が聞きやすくなるのは、ホーンが水平になるからである。

しかし、やはりホーンはスピーカーボックスの上に水平に設置した方が音が開放的で柔らかくなる。つまり中音が伸びやかになり、聞きやすくなる。そこでホーンの水平を保たなければならない。

後はアナログ周りのアースの単線ケーブルを半分の長さに切って繋いだ。ここの変化も計り知れない。グランドは大切なのである。

やはり思った通りである、今まで赤タモの集成材を二枚敷いていても、スピーカーからの振動が床を伝わり機材へ悪影響を与えていたのである。

三枚敷いて分かった、家内は言った「リアルだね」と。

私は穏やかで歪みがなく感じた、今までは上げられなかったボリューム位置まで上げてもびくともしないのが驚き。

しかし、やはり「リアルだね」は当たっている、分厚い音とは一流ホールの生演奏の様な響きなのである。

確かにまだ少しもの足りない気がする。しかし、歪みのない音とはそれまでの歪んだ音との比較になる事が分かった。それとまだ木工用ボンドが乾いてないことも無関係ではない。

歪んだ音を迫力とか芸術的とか思っている方がいらっしゃるが、それは絶対に違う。汚い音はやはり誰が聞いても汚い。

東京江東区にあったジャズタカノは晩年、全く違う素晴らしい音になった。しかし、マスターはご自分の音を昔から良く分かっていた。

ブルーノートをかけると迫力があり、コンテンポラリーをかけると音が軽い。だからお店が休みの日、タカノさんは、クラシックの交響曲を大きな音で聞いてみるが、この装置はうるさく、ホールの響きが上手く鳴らないと話していたのを思い出した。

私のオーディオも、方向は違うけれど、タカノさんと似たようなところからスタートしたような気がする。

でも、遂にウエスタンスピリッツが求める音は鳴ったのである、総ては今日の作業兼実験で。新たなリッツ線の素晴らしさがあって、総てが重なった。

でもウエスタンスピリッツが求めるものは更に上にある。やはりエネルギーロスである。

ここまで来たら、ご覧になって下さってる貴方にはもうお気付きなのでは。もうウエスタンスピリッツのシステムの完成が終わりに近い事を。

しかし、今まで幾多の音を良くする方法の伝授があったが、何一つ核心を付いた方法はなかった。一つだけ確かなのは後付け(改造)では汚く、どうにもならないと言う事である。

それは次の日確実となった。二本の大きなスピーカーJBL4560BKが消えて、正にライヴを聞いてるようである。

そして定位する楽器が小さく、総てスピーカーから剥がれ、綺麗に分離され、整理整頓されて帯域バランスも整っている。

迫力はあるがおしつけがましい嫌らしさが全くない。穏やかリアルでクリアーである。奥行や広がりなどといった言葉は最早存在すらしない。

ここまで来たらあとは細かくセッティングを追い込み、シンプルに間違いなく気が付いた事を一つ一つなおして行くのみである。

今回の実験でかかった費用は、20万円位である。優れた機材を購入するよりは遥かに安価であると私は感じる。これが本来のオーディオではないだろうか。

ウエスタンスピリッツは正に、王者の風格漂うサウンドになった。

家内よ、いつもたくさん聞いてくれて、今日のミネストローネは、ヴーヴクリコと合わせて格別だった、ありがとう。

この世にまだまだ凄い音は存在するだろうが、とりあえず、excellent!

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