クラシックコンサート
千葉のIさんからのお誘いである。Iさんは今は引退されているが仕事柄世界中を飛び回っていらした、そして色んな国の美味しい食べ物とクラシックコンサートをたくさん堪能された。
その体験が今のオーディオにとても役に立っているとの事である。私にも実際にある程度のホールで楽器やその響きを聞いた方がためになるとの事。
私は以前その考えには否定的だった。しかしよく考えてみるとIさんの考えに賛同せざるを得ない。じっさいの音をホールの響きも含め理解してないとオーディオ構築の基準がない事になる。
Iさんと私のオーディオレベルは、遂にそこまでの領域になったと思える。何と何を揃え、相性云々はとうに過ぎて、今はもっと本物さながらの音質を部屋の響きも含め、求めているからである。
でもやはり本物の楽器の音や、ホールを含めたスケールの大きさは再現出来ない。「そんな音は元々録音されてない」そう言ってしまえばそれまでだが、やはりそれらしく別の方向からオーディオを見つめ、近付けたいものである。
私もIさんに賛同し行ってみた。
ピアノ:三浦 友里枝さんのアイ ライク ショパン 2だった。
私はオーディオをやってるので、やはりオーディオ的な聞き方になるが、かなり参考になった。
中域から低域にかけて音が太く深みと広がりがある。高いキーの音は、その中からちりばめられた様に強くフワッとわき出てくる、そんな雰囲気だった。
そこにある楽器が鳴っているという感覚ではなく、上から降ってくる様な、包み込まれる様な鳴り方だった。
確かにオーディオとは圧倒的に違うが、我が家はかなり似てると感じる。
しかし今日聞いたのはピアノである、今度は弦楽四重奏を聞いてみたくなった。
お昼にIさんと食べたイタリアンもとても美味しかった。パスタはディチェコNo.11だった、茹で加減は当然アルデンテ。
前菜もスイーツも総てが最高だった。
そしてショパンのコンサート。Iさん、本当に楽しい演出ありがとうございます、とても楽しい一日でした。