我が家の神棚
今日はオーディオとは関係のないお話しですが、暫しお付き合い下さい。
一階に住んでいる両親のお部屋のお話しです。先祖はずっと浄土宗 真宗大谷派の流れであるが、我が家に仏壇はなかった。しかし神棚はずっと存在していた。
弟が早く(24歳)で亡くなったので、それをきっかけに我が家に仏壇が入った。そして北海道の先祖の遺骨を千葉県に移した、つまり一つにまとめた。
元々父は神社をお参りしており、神棚はずっと我が家におまつりしていた。しかし仏教には特に信仰心はなかった、弟の事がありそれから先祖をたどり浄土宗 真宗大谷派の信仰も始まった。
同じ部屋に仏壇と神棚が存在するのである。これは主観ではあるが、どちらに対しても失礼ではないか?都合の良い時にだけ困った時のなんとか。
先祖を供養してきた真宗大谷派の仏壇だけで良いと思う。私はそう思い父親へ伝えた。
父は暫く黙って考えていたが「仏壇が入ってから、神様には随分お粗末な事をして来たのかも知れない」とやっと気が付いてくれた。
一週間お祀りしたあと神棚にお神酒をあげ、神棚に家族でお祈りし御札を外し、お社(おやしろ)を解体した。
私が感じただけなのかも知れないが、部屋の空気の淀みが消えて、流れが変わった。
常識的には両方あっても良いのかも知れないが、神棚と仏壇が同じ部屋にあっては個人的に良い筈はないと思う。
どちらにも失礼だと個人的に私は思う。
今心が穏やかである。