千葉のIさんご訪問
少し前Iさんから、美味しいカラスミが安く手に入るので一緒に注文しますか?とのご連絡が入った。昨日届いたので本日ご持参され、ウエスタンスピリッツの現在のサウンドを聞かれていった。
感想は実に驚きだった。家の音よりウエスタンスピリッツの方が良い、クリアーさがとても良いとの事だった。
そして、直ぐに家の音を聞いてみてもらいたかったのだが、もう少し努力しないと聞かせる事が出来なくなったと仰った。
「冗談だろう?」と思った。しかし、アコースティックリバイブのRR‐777が入った今のウエスタンスピリッツサウンドは最強との事だった。
確かにそう思う。私自身が、取り立てて今のウエスタンスピリッツサウンドに、もう不満(違和感)がないのである、この神経質な私がである。
だから、最近つまらなくて、今日聞きに来られたIさんにだけは、普段の様な不満をもっと伝えて欲しかった。でも私個人もないのだから仕方がない。Iさんも同じに感じたのだろう。
そしてIさんは某工芸のインシュレーターを(楓とアフリカ黒檀を合わせたタイプ)ご持参された。早速ドライバーの下に敷いてみた。音が一瞬にしてくもり、情報量か減りうるさくなった。
エージングは確かに必要だと思う。しかし、いきなり良くない、ここから良い方へ進歩したことは一度もないのである。
次の朝、8:00と11:00に再度聞いてみて判断した。やはり青黒檀の方が遥かにフォーカスも情報量も上である。
音が落ち着き情報量が増えて、尚且つ静かで開放的な音になるのである。しかも、敷いた一瞬でその差が分かった、これは間違いない。やはり今回もウエスタンスピリッツでは、青黒檀の圧勝である。
Iさんはスペンドールも所有されている、クラシックの室内楽はスペンドールで、ジャズをアルテックで聞かれれば良いのでは?と思った。
現にクラシックでは、どうやってもアルテックでは、スペンドールの様に可愛らしくは鳴らないのである。ならば逆はない、ジャズはアルテックで、クラシックはスペンドールで、この方が遥かに良いと私は思う。
しかし、Iさんのアルテックでは、ウエスタンスピリッツの様な圧倒的な切れの良いジャズが、どうやっても鳴らない事もIさんは気が付いていらっしゃる。
しかし、Iさんは化け物である、いつかアルテックで、ウエスタンスピリッツ以上のジャズを鳴らす事は別な意味でならばじゅうぶんにあり得る。
Iさん、お互いまだまだ頑張りましょう。