体を犠牲にして得た素晴らしい音
誉められたものではないが、私は無鉄砲である。しかし、こんな性格だから体を酷使してまで、世にない素敵な音を手に入れる事が出来たのだろう。
しかし総ては健康であって叶う事である。自分の体がここまでまいっていたとは想像も出来なかった。
特に首の凝りはなかなか緩んでくれない。今日で四回目の整骨院に行ってきた。
そして酷かった肩の痛みはやっと半減した。痛いと言うより苦しいと言った方が早い。
今年の四月位から痛みはなかったが首があまり回らなくなっていたのに気が付いていた、それでも少しでも早く出来上がったリッツ線ケーブルの素晴らしさを検証するために頑張ったのである。
システムがまともに鳴っていなくては、正確な検証が出来ない。
スピーカーやラックや機材やノイズカットトランスの下に敷く、総重量300㎏になる赤タモの集積材を一人で三階迄運び、それを木工ボンドで張り合わせ、クランプで留めていく中腰の作業。
そして、ドライバーとホーン35㎏を何度も上げたり下ろしたり作業をしてる時に肩をあり得ないところ迄曲げてしまったのである、その時実に嫌な音がした。
次の日、頭を洗うのも辛い状態になってしまった、その状態を一ヶ月放置してしまったのである。どうにもこうにも痛くて我慢が出来ず、整骨院へ行ったのである。
肩はみるみる良くなっていたのだが、母の両目が白内障になり、手術が必要となり、またまた一ヶ月放置してしまったのである。
そしてまた整骨院へ通い始めたが、どうしたことか今度は首がガチンガチンになっていた、そして、それが今回の肩の痛みに感じてるらしいのである。
今回は、電気マッサージと普通のマッサージと針治療をうけている。肩の痛みはあちこちに移る、さすがに少し体をいたわり静養しようと思った。
私の体は私だけの為のものではない、まだ出会っていない見知らぬ貴方の為のものでもある。
ウエスタンスピリッツの音は、ゾッとするほど良くなったが、このままでは肩が痛くて聞いてるのも苦痛に感じる。