名機マランツCD‐72AF
今年、二月に壊れてから同じマランツのSACDを聞いてきましたが、どうにも音が綺麗なだけで、低い低音迄沈んでくれないと不満を持っていました。
読み取りスピードが遅く綺麗な淡い音だけれど、エッヂ(音の輪郭)のたった雰囲気がなく元気がない、高い周波数はのびるのですが、低音が低いところ迄沈まずでした。ある音階からなくなると言った方が良いかもしれません。
ウエスタンスピリッツは、世間様よりは遥かに鳴っていますが、その反面、CDのレベルの低さが際立ち、いつも不満でした。
しかし今のSACDは、数年前、家内に拝み倒し購入したものなので、なかなか言い出せなかったのです。それと、本来私はあまり機材を買い換えるのを好みません。
しかし、とあるベテランオーディオマニアから「重低音が駄目」とハッキリご指摘を受けたので決めました。またCD‐72aを使おうと。
そして探して見つけ本日届いたのです。当然もう生産されてないので中古ですが、とても綺麗で動作もしっかりしており、やはり、音はピカ一でした。
やはり錯覚ではありませんでした。読み込みの速さ、音の立ち上がりとそのエッヂの立ち方、低い低音迄瞬時に沈みました。昨日まで聞いていた曲が全く別物に感じます。
いくら物ではないと言っても、やはり現代のCDは、読み込みが遅く、音がトロいと思います。やはりオーディオは、スペックだけでは語れません。
驚く事に、音はウエスタンスピリッツの鮮烈なアナログと、ほぼ並びました。めでたしめでたしです。
一週間24時間ずっと鳴らしてきましたが、音が俄然目覚めて来ました。やはりマランツCD‐72AFは、名機と言わざるを得ません。これは生半可に鳴ったオーディオしシステムではその素晴らしさを聞くことは出来ないでしょう。
家内よ、ありがとう。大切に使います。