ソニースティット バーモントの月
DENONのPCM録音で名盤です。しかし、ウエスタンスピリッツでも少し前までは鳴り方に違和感ありでした。私は「デジタル録音だから駄目なのだ」と思っておりました。
先ずバスドラの低い音が上手く鳴らず、サックスの音が、耳に蓋をされたように寸詰まりで、閉塞感があり、でしゃばり前に出てきて、異様にうるさいのです。
しかしこの様な鳴り方も、システムがかなり鳴って来てからの事であります。普通のオーディオはかなり鳴ったシステムでも、この域にすら達していないでしょう。自分のシステムはかなり鳴っている、そう思うのはご勝手ですが。
去年、最終兵器のアコリバRR‐777とQR‐8を購入し、部屋とシステムの響きの調整をしました。
そして最近、過去に違和感のあったレコードを聞き直しているのです。やはり思った通り、ソニースティットのバーモントの月も、全く違和感はなく、とても音の良いレコードでした。
音は強く、柔らかくも鋭くもあるのに、全くうるさくなく、目の前で演奏してるみたいな雰囲気でゾクゾクします。
ソニースティットのバーモントの月、アナログ盤で聞いてみて下さい。