ツィータースタンド
以前、よりしっかりしたもの(木製)に換えてみたい、そう思いました、その方が音が落ち着くはず。しかし、その考えを改めオリジナルのアクリルスタンドに今一度、戻してみたのです。
ウエスタンスピリッツのツィーターはテクニクスの名機EAS‐9HH42です。振動板がチタンの名品です。しかし、そのツィーターのオリジナルスタンドはアクリル製のものでした。
今のスペックだけのツィーターがとうに忘れた、鋭くも柔らかな広がった音を再生します。
去年チークでツィータースタンドを自作して聞いて来ましたが、最近どうにも音がくすんで聞こえて来ました。これを聞きあてたのも、やはり家内でした。
「これって逃げの音の方向だと私は思う、オリジナルスタンドの方がクリアーな音だった」と感想をのべたのです。
「貴方はプロなんだから、特殊なものは使わず、オリジナルを使ってないと駄目だよ」と言われた。いちいちごもっともなのです。
そして、今日外しました。やっぱり軍配はオリジナルにあがりました。音の浸透力が全く違います。
ノイズカットトランスを外した事により、化けの皮が剥がれたのです。また余計なものが一つ外れました。
空気感が自然で、とても気持ちいいです。さて今年になり、ウエスタンスピリッツのオーディオシステムは、どれだけ高嶺に登った事でしょうか?これは本当に凄い事です。
またまた家内に感謝です。
老婆心ながら、ツィーターの鳴り方を変えるとは、低域の鳴り方も変化する事に繋がるのですが、そこはやはり、気が付く経験とセンスなのです。