二本のスピーカーの距離
とても肝心なのです。基本的には1m離れていたなら、あまり問題はありませんが、近すぎるとスケールが出ません。
私が検証してきて1.5~2mの間にベストな距離があるように思えます。
そして、この二本のスピーカーは絶対に内振りにしてはなりません。オーディオマニアのリスニングルームへお邪魔すると、必ず内振りセッティングになっています。
私がお伝えすると、「二本のスピーカーを内振りにし、正確に二等辺三角形の頂点で聞くのが当たり前」と、お決まりの文句が飛び出します。
そして、私が平行に直してあげると、その音の変化に初めて驚くのです。そして、傾きよりもスピーカーからの距離が必要と気が付き出します。
そして、団子になっていた音がほぐれて低い低音が鳴るのです。しかし、それでも視覚的な事から、音への些細な不満を口にされます。
しかし、一年位経ち、再び伺ってみると、また内振りセッティングに戻っているのです。見た目がそうなってるのに脳が慣れてしまっているのだと思います。
しかし、私が再度平行に直してあげると、もう内振りセッティングには戻らなくなり、低い低音が鳴るリスニングポイント(スピーカーからの距離)を探す様になるのです。
人間とは天の邪鬼なものですね。
優れた音より、慣れた見た目に走る、その状態を理解しようとしない。なので、人はなかなか壁を壊せないのです。
私にはへんてこなオーディオのセオリーは必要ありません、音が良ければそれでよしです。
二本のスピーカーの距離もとても大切です。特にケーブルを交換されると、その距離も変化するものです。
間違えたまま優れたケーブルを繋いでも、ケーブルの真価は分かりません。
二本のスピーカーの距離はとても大切です。でも、本当に見本になるような、システムの音を聞いた事がないので、なかなか難しいのかも知れませんね。
ウエスタンスピリッツは、しっかり鳴っています。