RCAピン端子のショート対策
いくら慣れて来たとは言え、どんなに細心の注意を払っていても起こるのがショートです。
出来上がった状態で、端子に半田を流し留める前に必ず導通テストを行っております。
ホット同士のインピーダンスやグランド同士のインピーダンスや、ホットとシールドやホットとグランドの導通です。その、状態では100%ミスはないのです。
そして端子をつけて導通を確かめます。ウエスタンスピリッツのケーブルは、エンドのグランドにシールドを落とし、ホットにだけシールドを被せます。
なので、いつもはエンド側から端子を半田で留めていきます、そこも半田で留めた後、必ずホットとグランドがショートしてないかチェックするのです。エンド側では100%上手く行ってるのです。
ところが、ごくまれにですが、にスタート側を半田で留めると、ホットとグランドが導通ありになってしまう事があるのです。どんなに目視しても、ホットと側のリッツ線の素線一本一本が0.12㎜単線なので細くて裏側迄見えないのです。でも導通あり(ショート)では音は出ません。
困っていましたがやっと閃きました。写真を載せましたので、ご覧になって下さい。私はスイッチクラフトのRCAピン端子を使っております。様々な端子の中で、一番食い付きと音が良いです。
最後キャップを入れる前にそのままではキャップは傾き入って行かないので、端子のグランド部分を少し内側に倒し、グランド側のケーブルをくわえる端子もホット側に少し起こし気味に軽く曲げます。
その時に素線が下から飛び出るのか、ホットとグランド側がついてしまうのだと理解しました。
写真にありますように、マスキングテープをホットの下のグランド迄張り付けてみました。音も変わらず、良い方法です。
これからは、必ず端子のグランド側にマスキングテープを張り付ける事にしました。
それにしても、ウエスタンスピリッツは、ケーブルを作る行程が多いですが、総て良いものを作る為です。