NIKKO M‐204がなおって来た
何時もここの修理はとても早い、電源を入れるとリレーが入った後にブーッとノイズが出るようになりました、音はちゃんと鳴ります。
プリのボリュームを上げても下げても、ノイズの音は上下しない、プリとパワーを繋いでるケーブルを抜いてみてもノイズは変わらない。
ノイズカットトランスから外し100Vに繋いでもノイズは全く同じ、故障箇所は電源部の電解コンデンサーの容量抜けと直ぐに分かりました。
しかし、私はケーブル屋なので修理をするにも部品も知識もありません。しかも三台購入した内の二台が全く同じ症状なのです、やはり経年変化でコンデンサが劣化したのです。
正直修理に出すのは懲り懲りだったのですが、このアンプはとても音が良いのです、買い換える気はありません、NIKKO M‐204をこれから購入される方はご注意下さい。
なおる前から二台とも音は揃っています、後は二週間程度の慣らしが必要になります。
これからパワーアンプを三台設置するための、ラックを赤タモの集成材と杉の角材を使い一気に作り、いよいよ待ち焦がれたマルチに突入致します。
チャンネルデバイダーと繋ぐ三本のリネン巻きケーブルは作ってあります。
パワーアンプから見たら総て抵抗だったLCネットワークが外れる為、バランスをとるのは簡単でないでしょうが、上手くいけば端正な音になると思います。
アナログの音とCDの音の差も、かなり埋まるとふんでおります。
ウエスタンスピリッツのスピーカーシステムは、ボックスとウーハーはJBLなのですが、ドライバーはダイアフラムをラジアンに交換しています、ホーンはコーラルのAH‐500です。
ツィーターはテクニクスのEAS‐9HH42です。なので、低音以外はJBLとは言わないでしょう。
私の経験と色々な方からご指導をいただき、揃えたものです。
機材総ては、一つ一つ単独電源から電気を供給し、総てに容量の大きなノイズカットトランスを繋ぐのです。
そしてスピーカーやラックや機材の下に分厚い板を敷き詰め、パワーアンプのラックもしっかりしたものを作ります。
このシステムからどんな音が鳴るのか、今からとても楽しみなのです。しかし良いものから必ずしも優れた音が鳴るかは、やってみなければ分からないのです。
お金をかけたから音が良くなる、確かにお金はかかりましたが、私はそうは思いたくないのです、総ては私の経験と技量にかかっております。
とりあえずNIKKOのM‐204二台がなおってくれて良かったです。