NIKKO BETA 30 M‐202
BETA 30がプリアンプでM‐202はモノラルパワーアンプです、プリのデザインは、個人的には普通で好きではありません。
フォノ端子は一つしかなく、ステレオ/モノラルの切り替えが付いており、総て問題なく動作しました、サラウンドやエコーのアタッチメントが付けられる様にSEND(出力) RETURN(入力)端子が付いているのです、まるでプロ用のミキサーみたいです。
驚くのはその音です、歪みを感じず穏やかで、スッキリしていて、付帯音がなく、広がりがあるのです、ボリュームの調整の幅がとても広く、深夜の小音量再生が可能です。
今まで同社のC‐203を三ヶ月使って来ましたが、比べて軽やかな抜けの良い音に感動を覚えました、現代的なハイエンドの雰囲気があります。
モノラルパワーアンプM‐202ですが、こちらもモノラルパワーアンプなので、クロストークがなく、電源も別な為、素直で聞きやすいです、再生帯域が広く音にトゲがないのです、しかし、エッヂ(輪郭)はしっかりしています。
音にもっとエッヂや力を求めるならば今までのM‐204ですが、この静けさとセパレーションは捨て固いです、悩ましい。
しかし、やはりウエスタンスピリッツはマルチシステムですので、M‐202に魅力は感じるもののやはりM‐204で揃えるべきでしょうね。
今、マルチシステムの中の、ツィーターに使っておりますが、先程B&W MATRIX805で全レンジ試した時は音は広がって綺麗ですが、多少ですがあまり力を感じませんでした。
暫く鳴らしているとツィーターの鳴り方が、良い方にしっかりしてきました、これはプリアンプの効き目でしょう。
どんな鳴り方かと申しますと、ただシャンシャン鳴ってるだけでなく、次元の違う本物を聞いてるかのような素敵な多彩な鳴り方をします、上手く言葉に出来ません。
たまには、色々聞くのも勉強になります、まだ馴染んでいません、暫く使ってみますね。
三日間聞いて来ました、極上のクラシックコンサートホールに来ているみたいです、それにしてもお金は多少かかりましたが、ウエスタンスピリッツではマルチは成功したと思います。
早く低磁束ノイズカットトランス届かないかな。
その時、ふと左下に目線が行きました、うんっなんか良さそう(笑)