乾電池式のMCヘッドアンプ再び
昨日の続きですが、この内容は少し前の事で、ウエスタンスピリッツは、しっかり慣らしを済ませてから検証してblogに書いてます。
もしやと思い、乾電池をエボルタに交換して再度繋げてみました。それと言うのも仮に繋げてみたNIKKOのプリアンプBETA 30があまりに違うので繋げてみたのです。
はじめはゲインが低いプリなのかと思いきや違うのです、つまりキャパが広いのです、物足りない位どんな大きな信号が入っても音が飽和しないのです。
以前繋いだ乾電池式のMCヘッドアンプは、聞いていて気持ち悪く長い時間、聞いていられなかったのです、今回それがなく、楽しく爽やかにいつまでも聞いてられるようになりました。
マルチにしたからではありません、マルチにしてからもこのヘッドアンプを前のプリアンプで聞いているのです、やはりその時も駄目でした。
CADENZA MONOでソニー・ロリンズのサキソフォンコロッサスを聞いたのですが、低音の勢いもあり、湿ったサックスのリードの音が、今まで聞いてきたどのオーディオとも違うのです、このヘッドアンプで聞くととてもクリアーで重厚な音に感じます。
これだから、古いものと新しいものの融合はなかなか上手くいかないのです。
BETA 30はボリュームやファンクションに一切のガリはありません、余程保管状態が良かったのでしょう。
今まで、中古で購入したDENONのHA‐1000を使って来ましたが、戻れない感じです、やはりHA‐1000も部品が経年変化を起こしていると考えられますが、ノイズカットトランスを繋いでみないと分かりません、縮図が変わると答えも変わるのです。
HA‐1000と合わせるならC‐203で、乾電池式と合わせるならBETA 30が個人的には聞きやすいです。
風の様な低く分厚い低音と緻密な高音、そして広がりと奥行きある中音が鳴りました、全く違和感を感じません。
繋ぐアンプや環境によってオーディオには、やはりその時々の相性みたいなものがあるのではないでしょうか、最後は好みになります。
良く鳴りましたが、詳しく私なりに原因を解明したいものです、僅な差ではありません、ツィーターがフルに鳴るか鳴らないか位の差があるのです。
乾電池式のMCヘッドアンプは捨てがたいです。