オーディオを上手く鳴らすには
駄目なところを放っておいてはいけません。
1)スピーカーの下やラックの下のキャスターを外さなければならない。
キャスターは振動を床に伝え総てを鳴らなくしている原因の一つです、利便性と音質は共存しないのです。
2)パワーアンプは他の機材と一緒ならばラックからおろさなければならない。
電源トランスは唸り他の機材にその振動が伝わり、本来の動作をできなくさせているからです、パワーアンプの電源を入れたままラックに耳を当てて聞いてみると分かります、相当な震動です。
3)メーカーが機材の底に付属させているインシュレーターを信用してはならない。
プラスチックやゴム系のものが多くあまり拘っているとは思えません、やはり楽器に使われている木材が良いと思います、桜、楓、黒檀、等が良いと思います、私が購入したEsoteric K‐01XとG‐01でさえそうでした、説明書には拘ったと書いてありましたが、やはり木材を敷いて響きを付ける事が大切なのです。
4)捩ったタイプのスピーカーケーブルを使わない。
ケーブルのホットとグランドを強く捩ると確かに電磁誘導は減ります、しかし捩るとどうしても帯域バランスが中域に片寄り、綺麗な高域や素敵な低い低域が減ってしまうのです。
5)スピーカーの下にコンクリートブロックを敷かない。
コンクリートブロックは確かに頑丈で重量もあり一見良さそうなのですが、ある特定の嫌らしい乾いた様な付帯音を付けてしまいます、やはり敷くならばウッドブロックの方が質の良い音になります。
6)金属のラックを使わない。
金属は加工精度も上がり、丈夫で良いとは思うのですが、やはり金属を叩いた時の音そのものの音になります、伸びやかな所がありません、やはりしっかりした質量のある木材のラックは質の良い品の良いしっかりした音になります。
7)プリとパワーアンプは同じメーカーの同じクラスを使わなければならない。
つまり揃っているのです、いくら同じメーカーとは言っても、製造年やクラスが違えば、コンセプトが上手く繋がらず上手く鳴らせないものなのです。
オーディオを上手く鳴らすには、総ては間違いのない経験とセンスが必要になります。
高級品を使われてる方はたくさんおりますが、みなさんどこか間違えているのです、総てが完璧な方にはなかなかお目にかかる事はありません。
オーディオが鳴る?鳴らない?よく考えてみると紐がほどけて来ます、当たり前な事ばかりで、オーディオ実はそんなに難しくはないのですが、分かっていない事を分かる迄には相当な修行が必要になりますね。
私はそこからコツコツ組み上げて来たのです、ただ高級なだけのオーディオシステムとはかなり違うレベルになりました。
分かると簡単な内容ですが、まともにするには並みの精神力では出来ません。
先ずは、大変だ等と思わずに上記の間違いを一つ一つ訂正してみて下さい、そこが入り口です。