スピーカーやラックや機材下の振動対策
初めて千葉のIさんから聞いた時は全く納得出来ませんでした、Iさんはこう話されました「総ての機材の下に分厚く板を敷くと音が落ち着いて自分好みになった」との事でした。
それからIさんはどんどん板を敷いていきました、何をやっているんだろうかと思って静観してました。
しかし、私も自宅が建ち、マイルームが出来て、相変わらずスピーカーやラックの下にもキャスターを付けて聞いていました。
ある日、ここは三階なのに一階で寝てる母が夜中に怒鳴り込んで来ました「うるさくて眠れない」と言うのです、一階へ降りていき聞いてみると確かにうるさいのです。
翌日私は、Iさんへ相談してみたのです、するとIさんは「当たり前だよ、キャスターから床に伝わり機材の音を汚してるからうるさい音質になりそれが一階まで漏れてるんだよ」との事です。
そして取りあえずの対処方法をお伝えいただきました、私の部屋に余っている杉の角材を、三個ずつスピーカーの下に今すぐ敷いてみて、話はそれからとの事でした。
敷いてみて驚きました、音は軽やかになり、総ての楽器の音はすっきり分離して、低音が低い方へのびました、しかし一階に降りて行っても、騒音は前回の半分位になっていました。
早速Iさんへ連絡しました、するとIさんは「良かった、そうなると思っていたよ」いとも簡単に仰いました。
「やはり私のようにスピーカーやラックのキャスターを外し、各々にセクションを分けて一枚板にならない様に分かれた状態にして、厚さ10㎝になるように板を張り合わせ敷く事を俺は薦める」との事です、その時のIさんの意見が揺らぐ事はありませんでした。
一週間後私はそれを実行したのです、いきなり良かったですが、十日間程で目から鱗の音になりました。
更にIさんのアドバイスは続きます「今度はラックを板の上から下ろして、板の下に床にベタに厚さ3㎝ほどの低反発のバスマットを敷きなさい、その上に敷いてあった板を乗せ、その上にキャスターを外したラックや機材を設置して連絡ちょうだい」
いきなり驚きの効果でした、アナログのハウリングマージンが格段に向上しました。
スピーカーやラックや機材下の板を敷くときコツがあります、特にスピーカーとラックの下に敷く木材は必ず分かれてなければならないのです、分かれてないと振動が伝わり意味がありません。
Iさんは二週間後ご試聴にこられました、「凄く良くなった、家でやった時と全く同じ違いだ」と喜んでくれました。
とにかく他の何をやった時より良かったです、それまでは眠れなかった母も聞こえなくなったと喜んでくれました。
一石二鳥です、それにしてもキャスターは最悪です、利便性と音質改善は繋がりません。
金属が介在するだけで、その割合で金属の音が再生音に付くと話されたのはIさんなのです、私も今はそう思います。
ウエスタンスピリッツは、徹底的に木材で振動対策をしたので、金属のインシュレーターは効かなくなったのだと思います。
ただ、金属も電源タップ周り等には明らかに効果があります、ただシンプルにが一番です、特に銅ですこれからその理由を解明しようと思います。
木材の楓と桜これが良いのは楽器に多く使われているからです、弦なら優しい響きの楓、ピアノやクリアーさを求めるならば桜、これは曲げられない事実です。