イシノラボのチャンネルデバイダー
最大限ボケてない良い音を想像し、待ちに待ちました、やっと完成し届きました、見た目も大きくなく格好いいと思います。
ウエスタンスピリッツのスピーカーシステムはJBL4560BKを軸としたスリーウェイです、言わずと知れたじゃじゃ馬ですが、やっと落ち着いた端正な鳴り方になって来ました。
届いたチャンネルデバイダーは、左右独立のモノラルタイプです、マイナス18dBクロスなので部品が増えて、イシノラボさんの標準サイズのケースには収まらず、今回はイシノラボさんにご無理を言いました。
しかしモノラルタイプになり嬉しいです、クロストークに絶大な威力を発揮すると思います。
ウーハーのハイカット周波数は多少上下に調整出来ますが、800Hzでマイナス18dBクロスがメインです、1dBステップのセイデンのスイッチ(レベル調整)を使っていただきました、最高のレベル調整スイッチです。
ミッドのローカットは800Hzがメインです、ハイカットは8kHzがメインで各々マイナス18dBクロスで、1dBステップのスイッチ、こちらもセイデンです。
ハイのローカットは8kHzがメインで、マイナス18dBクロスです、レベル調整は同じくセイデンのスイッチです、私が生きてる間、接触不良など多分一度も起こらないでしょう。
これから使ってみて判断したいと思います、多分丸四日と四時間(いや一ヶ月~二ヶ月かな?)は慣らしに時間がかかると思いますが、ファーストインプレでは、三十分ほどで既に全くノイズもなく素晴らしかったです。
しかし、やはり機材ですのでなかなか馴染まないのです、馴染まない間は音質の判断は出来ないものです。
初期の鳴らしが終わり次第blogにて公開致します。
左右独立の低磁束ノイズカットトランスを繋ぎ、繋いだばかりの頃は素晴らしいのですが艶もなく、二時間程鳴らしておいて聞きに行くと、力強く滑らかで優しく広帯域な方向へ変化してました、モノラル構成なのでチャンネルセパレーションも抜群です。
更に、七時間程鳴らしておいて聞きに行くと、キャロットワンから出ていた筈のノイズがかなり少なくなっている事に気が付きました。
キャロットワンからのノイズはかなり少なかったのです、今まで中古で購入し使っていたパイオニアのチャンネルデバイダーSF‐850からのノイズだったのです、常にチリチリ鳴っていました。
音像が小さく力強く柔らかで繊細かつ奥行きと広がりを感じます、しかし次の粗が出て来ました、これは想定内ですが、やはりプリアンプもボケていたのが判明しました。
総てイシノラボの機材が入ったらどれだけ素晴らしいのだろうか、想像しただけで楽しくなります。
流石総てを熟知され作られているイシノラボさんです、重心が低く太くクリアーな癖のない音質です、中域は滑らかで、上下は(ウーハーとツィーター)オクターブのびたと感じます。
そして、セイデンの1dBステップのレベル調整スイッチです、今までと同じにウーハーは縛らず下まで解放、ドライバーはマイナス12dB、ツィーターはエール音響の1710Beですから能率は118dBです、なのでマイナス17dBです、スイッチの精度が抜群なので「一発で決まり」とこの時は思っていました。
それにしても、実際に聞いたアンサンブルウィーンと瓜二つの柔らかな音が聞けました、ずっとマスタークロックジェネレーターのクロックを最大に高く設定し鳴らしっぱなしです。
今までの経験から100時間鳴らしたら初期の答えが出ます、この鳴り方ならば、慣らし込むと柔らかく滑らかになり、こなれて音の分離も良くなり、多分悪くなる事はなさそうです。
四日と四時間聞いて来ました、低音が前に出て来ました、やはりLE85は能率が108dBなので、ウーハーと合わせてマイナス7dBにしました、因みにウーハーは130Aなので能率は101dBです、慣らしが進むと正確な答えが出るものです。
レベルはドンピシャ来たように思えますが、まだ変化しそうな予感があります。
オーケストラの後ろの壁の材質が分かる位のレベルになりました。
とても優れた良いチャンネルデバイダーだと思います、音から察するに内部の電源も拘ったものを使っている筈です。
やはり大手メーカーでは、ここまで磨き抜かれた商品は作れないと思います、依頼して本当に良かったです、イシノラボの平野さん、ありがとうございます、今後ともよろしくお願いいたします。