銘木、楓と桜
楓にも色々な種類があります、桜にも色々な種類があります、そしてその形や質量によって音は全く違います。
以前試した時は、私のオーディオの方向性が違っていたのでしょう、あまりパッとしませんでした。
その時は、スピーカーやラックや機材の下の振動対策がまるで駄目だったからだと今は理解出来ます、間違えた音質改善の途中では、やはり間違えた答えが出ます、そこがオーディオの難しいところなのです。
楓や桜はクラシックの弦楽器やピアノに使われているのは有名なお話しです、楓はバイオリン、ビオラ、チェロやコントラバスやアコギや有名なエレギに多く使用されております。
オーディオはマイクで録った音源を、電気信号からスピーカーの音楽信号である前後振動に変換しその空気の振動を我々は聞いているのです。
しかし機材等の下に敷くインシュレーターも、素材を叩いたそのものの音質、つまりその響きを音質に追加する事が出来るのです。
なので、楓は弦楽器、桜はピアノやクリアーさが再生音に付くのだと個人的に思います。
強く主張させたければ、その質量を増やしていけば宜しいかと思います、かと言って楓と桜をミックスさせても、どっち付かずの音になり宜しくありません。
つまり殺しあってしまうのだと思います、敷いた木材も機材と共に実際に慣らした時間が必要になります、50時間程度です、ただ敷いておくだけでは駄目なのです。
良いと思われる木材は一見たくさんある様に思われますが、そんなにありませんでした。
楓、桜、青黒檀、チーク、青タモですが、青黒檀は解像度とロスのない力強さ、チークは調べてみると船の甲板等に多く使われている様です、長年水で濡れても乾いても狂いが少ないと分かりました、音質は余計な響きが止まります。
全部をその種類の木材で固めるのでなく、総ては使いどころなのです。
アコースティックギターもエレキギターも楓と桜を使用しているものが殆どです、ギターも優しさを求めるなら楓、強さを求めるなら桜ともう経験で答えが出ていたのです。
楓と桜のオーディオのインシュレーターも同じと私は思います。
そして千葉のIさんからの情報で、楓の集成材ブロックを購入し、乾電池式のMCヘッドアンプの下に敷きました、柔らかな穏やかな弦の美しいグッと来る音に聞き惚れました。
やはり楓は優しくフワッとした音が特長だと思います。