分からない事は無知ではない
私はそう思います、某オーディオショップのアドバイザーから実際に聞いたお話しで私も同じに思います。
とにかくオーディオを理解してないお客様が多すぎる、オーディオケーブルに何百万円かけ、自信たっぷりに呼ばれたので聞きに行ってみると、その音の酷さに言葉を失ったと笑っていました。
私もずっとこれを経験して来たのです、そのお客様は謙虚な方だったので、オーディオのなんたるかを、少しずつ伝えたそうです。
そして、酷かったお客様もかなり時間はかかりましたが、今はまともになって来たそうですが、また直ぐに元に戻ろうとするらしいのです、オーディオ雑誌の影響だと思います。
以前私がblogで書いたスピーカーの内振りセッティングやディスクスタビライザーと同じです、その会話でも私とそのアドバイザーさんの意見はドンビシャ一緒でした、これが普通のオーディオの会話レベルなのです。
もうそうしないと鳴らないと思い込んでいるのです、機材さえ良ければ何にもしなくても組み合わせだけで音が良くなると思ってさ迷って探している、訳が分かりません。
よくお客様とこんな会話になります「プロが色々やってくれたので、貴方のシステム程ではないが、普通のシステムよりは良いでしょう?」
オーディオに関わってきて一番難しいのは、お客様のシステムを自分のシステム以上の音にする事なのです、簡単に言ってしまえば、一番超せないのは自分自身なのです。
私にもたくさんのお客様がいて、たくさん手をかけ、お手伝いしてきましたが、私は未だに自分のシステムを超えたシステムにお目にかかる事は出来ないのです。
お客様の方が良いものを使っているのにです、そこで気が付いたのですが、ウエスタンスピリッツの新居の電源事情だと思うのです。
リスニングルームは三階にあるのですが、電源は二階と一緒になっており20kVAの契約です、一般家電とオーディオは完全に分かれているのです、しかもオーディオの電源だけは一つ一つ総てが単独電源になっているのです、そして、オーディオの屋内配線は規格外の極太配線なのです、違わない理由がないのです。
これだけは後から何をやっても追い付く筈がないのです。
先程、自分を超せないのは自分と話しましたが、確かにそうなのですが、そうではなく他に答えがあったのです。
なので、最近電源の事が頻繁にblogに出てくるのです。
ウエスタンスピリッツの新居は、壁や天井や床材に予算の関係であまり拘る事が出来なかったので、せめて電源だけはと拘ったのです。
多分それがきいたのです、そしてその床や壁の対策も後にしっかり三年かけて確実にさせたのです。
普通の筈がありません、そして若い頃からの経験は自分で話すのも変ですが、伊達(だて)ではないのです。
そして千葉のIさんのご指摘により、センスも磨かれたのです。
人間常に勉強です、分からない事に気付き考えて答えを出す、これが大切な訳で、放っておいてはいけません。
みなさんもご努力されてることでしょうね、しかしオーディオは、並大抵では鳴らないのです。