イシノラボのプリアンプ到着
待ちに待ち、やっと届きました。
部屋が暗くて上手く写りません、チャンネルデバイダーよりは横幅がやや大きいサイズで薄型、格好いいと思います。
パッシブ(受け身)プリアンプで、電源トランスのコアはパッシブプリアンプでは世界初のファインメット、フォノはMCトランスが内蔵されており、そのコアはスーパー・パーマロイです、詳細は分かりませんが、他にこの巻き方のトランスは存在しない特殊なものみたいです。
橋本トランスのMCトランスの製造担当だったOBの方と、長年にわたりノイズ対策を初め、研究しつくされており、どう考えても良さそうです。
ボリュームスイッチは最高水準のセイデンです。
イシノラボの平野さんは、もともと山水のアンプの設計製造者です、しかし山水にいた頃は会社のアンプであり、理想どおりに作れなかった様です。
今は自由に思いっきり作っていらっしゃる、そんな感じです。
実際千葉のIさんと聞きに伺った時も、予約を入れた時「大したことなかったら、大したことことないと正直に言って下さい」とお話になられました。
色々聞かせていただき、セッティングがあれほど酷いのに音の良さに驚き、総て注文することを即決しました。
穏やかで物凄い自信があり、懐の深い方です、会えば誰でもその魅力に引き付けられると思います。
今は基本がしっかりしたウエスタンスピリッツのシステムに、この本物のプリが繋がったらどんなレベルになるでしょうか。
繋いで直ぐは慣らしてないので位相のずれた様な変な音でした、ですがこれは想定内です、やはり七十二時間を経て、二百時間も経て、千時間鳴らさないと真価は分かりません。
ウエスタンスピリッツは鳴らすのを二十四時間止めないので、千時間はすぐにならすことが出来るのです。
ウエスタンスピリッツならば約五週間です。
それにしてもなんという身のつまった広い帯域なんだろうか?普通のトランジスターアンプでは帯域が広くなると音は薄くなりますが、イシノラボのプリアンプは音が濃厚で、まるで真空管アンプを思わせます。
ならし初めて三時間程で柔らかになって来ました、丸三日間鳴らしたらまたblogにて公開致します。
しかし、良いものは最初から良いですね、音質を劣化させるトーンコントロールやバランスツマミは一切ありません、端子はフォノ以外は総てスイッチクラフトでつけて頂きました。
それにしても、このMCトランスは別格です、ヘッドアンプの様にクリアー且つパワフルで、聞いていて思わずうっとりします。
しかし、歪みや付帯音は一切ありません、やはり今まで使ってきた古い中古のプリアンプは、部品や半田や端子が経年変化で駄目になっていたのです。
イシノラボのパッシブプリアンプは別格です、今まで良いと思っていたパワーアンプがもうついて来れません、後三台のパワーアンプも即注文しました、もう間違いありません。
これから鳴らし込む内に更なる別の顔を見せてくる事でしょう。