K‐01X G‐01
今回は、ウエスタンスピリッツが使用しているエソテリックのCDプレーヤーとマスタークロックジェネレーターのお話しです、写真はCDプレーヤーです、一昨年の暮れに購入しました。
慣らしは1000~2000時間はかかりました、旅行などに出かける時以外は、365日、24時間ひたすらリピートさせて鳴らしております。
CDプレーヤーは一旦電源を切ると、再度電源を入れて、鳴らし続けて三時間程で聞ける状態になりますが、マスタークロックジェネレーターは、八時間はあまりぱっとした音になりません、デジタル回路とはそんなものです、マスタークロックジェネレーターとは、発信周波数を変えて高めCDプレーヤーの回転数をしっかり制御するものです。
一般的なCDは水晶発信です、一日に一秒程度の誤差が生じます、G‐01はクロックがルビジュウムなので何十年に一秒です、この上にはセシュウムがありますが、どこの会社も製造してません。
これは例えですが、クレルのアンプは電源スイッチがありません、外出時に何かあっては困るなどと思う方は使ってくれるな、と言う事ではないでしょうか。
私は、CDやマスタークロックジェネレーターにも同じ事が言えると思います。
数あるメーカーの中から、エソテリックの単体のCDプレーヤーとしては、最高級品を選びました、理由はズバリ音です。
国内外のCDプレーヤーを色々試聴しましたが、エソテリックK‐01Xが一番でした、上級機種のグランディオッソは、空気感があり更に良かったですが予算オーバーでした。
それに見合うマスタークロックジェネレーターは、同社のG‐01しかありませんでした。
いくらエージングが必要とは言っても、繋いでいきなりの違いに驚きました。
デジタルケーブルは、当然ナンバーワンのヨルマデザインの同軸ケーブルです。
この組み合わせの素晴らしさは、実際に自分のシステムに繋いで聞いた方にしか分からないと思います。
ウエスタンスピリッツは、あまりにもアナログが素晴らしいので、それに見合うCDプレーヤーはエソテリックのこのクラスしかなかったのです。
このCDプレーヤーの下に更に、イタヤ楓をガッツリ敷いたり、選ばれたインシュレーターを敷いたりしています。
以前とある方にいただいたハイブリッドの金属のインシュレーターを、何度も敷いたり外したりしましたが、やはり駄目です、当然付属のインシュレーターも駄目でした。
金属のインシュレーターはいくらハイブリッドでも、響きが悪く、音が完全に死んでしまいます、いや過去の経験から金属は特にハイブリッドが上手くいきません、それは木材でも同じです。
総ては使いどころです。
前にも書きましたが、優れたものとそうでないものを合わせると、悪い方の素材の音が強く出るのです、あまり聞かずに次々と足していくと、やがて分からなくなるでしょう。
ウエスタンスピリッツが購入したエソテリックの最高級CDプレーヤーは、それを更に教えてくれました。
そこに去年、イシノラボの低歪み設計(トランスの振動もノイズ対策も含める)ののマルチシステムが繋がったのです、お断りしておきますが、私が使っているイシノラボのマルチシステムとは、一般的なイシノラボの商品とは全く異なる、次元の違うものです。
それでもウエスタンスピリッツでは、デジタルの音は、アナログに遠く及ばないのです。
アナログは長い時間楽に違和感なく聞いていられます、しかし、デジタルは一時間も聞いてると、音が平面的で人工的で固くて重たく、聞いていて不満になります。
つまり伸びやかさや軽やかさや開放感がないのです、ネットオーディオやハイレゾ、私には必要ありません、どこで聞いても音が綺麗なだけで不自然で私には気持ち悪いのです。
もう答えは出ております、やはり最高峰はセンスよく選んで絶妙に調整された、アナログです。