総てが逆
本日のブログは私の母の事です、普通の生活をしてらっしゃる方には到底理解出来ないと思います。
流石に疲れました、時には 言葉は悪い ですが、手をかけそうになります。
いくら自分を生んで育ててくれた親でもです、それでも書きましたとおり、大切な母なのです。
この感情になってしまうのは親子だからです、自分を生んで常識をもって正しく育ててくれた母が、どうしてこの様になってしまったのだと、残念やら情けないやらで仕方がないのです。
このやるせない思いは、他人には絶対に分からないと思います。
他人は私に忠告と称して色々な事を言ってくれます、しかし同じ認知症でもそれぞれの性格や症状があり違うのです。
私は親なので耐えられますが、普通の方なら三日でさじを投げると思います。
それくらい酷いのです、駄目だと言うとそれをしてしまうのです、こうしなさいと言うとしてくれません、母の為に伝えているのにです、でも母にはまだ気丈だった頃の性格が残っているのです。
例えば日曜日に買ってきたアイスクリームハーゲンダッツの六個入りが、月曜日の夕方には一つもないのです、それだけならばまだ良いのですが、家内が作ったお弁当のおかずを残しているのです。
間違いなくアイスクリームを食べ過ぎてご飯を食べられなくなってるのだと思いますが、とにかく何をするのか分かりません。
そして「食べ過ぎたら駄目だよ、一週間分だよ」と伝えると、急に雷のように切れるのです。
無条件で手が出そうになりました。
前向きな介護でないことは分かっているのですが、あれだけ几帳面だった母がどうしてこの様になってしまうのか、そればかり考えてしまいます。
でも多分、母の表情は私自身の鏡なのだと思います、母は私の表情の通りに言葉を返してくるのだと思います。
介護は難しいのです。
少しして気がつきました、母の米櫃の中にお米がなくなっていました、気がつかなかったのです、お米はすぐに購入して補充しました、すると変な行動はなくなりました。
なくなったら我々夫婦に言えばいい、普通はこう思いますが、記憶がすぐになくなるため、お米がなくなった事も忘れてしまうのです。
しかし最近の母はお風呂を入れてあげると時間はかかりますが、入るようになったのです。
これは奇跡的な出来事で、以前はいくら伝えても駄目だったのです、先週も入ったお風呂、今週も入ったのです。
何故、お風呂が必要なのか、最近の夏は暑いので、母の部屋もエアコンをかけております、ずっとその部屋であまり動かずにいるので、体が冷えて内臓の動きも悪くなってる筈です、母はお風呂に入ると見違えるような表情になるのです 。
当たり前です、体温が一度上がるだけで人間は免疫力が高まるのです、お風呂は正に最適と言えるでしょう。
色々ありますが暑い夏はまだまだ続くのです、我々夫婦がしっかりしなくてはなりません。