EIコアの実力
ずっと待ってました、約二週間の入院を経て修理に出していた、パワーアンプがイシノラボから帰って来ました。
このパワーアンプは低音用で800hzから下を再生します、今までもイシノラボでトロイダル巻きのタイプを聞いて来ました、広がりのある穏やかな音でした。
午前中の11:00に届き、繋いだばかりの頃はまだくぐもったような音でした、これは想定内です。
私が指摘した箇所は、何の不具合もなかったそうで、右チャンネルが少し弱く3db改善して頂き、左右揃えて下さったようです。
14:00に再度聞いてみると、底力と勢いがあり音はセンターに来ました。
ツィーターやドライバーもこのEIコアのタイプなので、しっかり手を結んだ、そんな感じです。
メリハリがありカッチリしており、おとなしくもありパワフルでグッドです。
それにしても当たり前ですが、左右揃うと全く別物になります。
右側に寄って聞こえたものが、右側の出力を上げて揃える事で左からもしっかりした音が聞こえます、これがオーディオの七不思議であります。
低音の質が変われば、高音も中音も低音自身も、総てががらりと変わり、まるで違うシステムを聞いてるようです。
やはりマルチは総てがしっかり揃い、繋がって鳴るのです。
ウーハーはエネルギーが大きいからパワーの大きなもの、ドライバーやツィーターはエネルギーが小さいからパワーの小さいもの、これでは正直駄目です。
逆もあり、マルチはそんなに簡単なものではありません。
総ての性格が合って初めて、しっかり違和感なく繋がる証明のようなものです。
どこのメーカーのどんなプリとパワーアンプを繋いでも一応良いことにはなっていますが、またチャンネルデバイダーもそうですが、そのクラスもあり、総て同じメーカーの同じクラスで繋がなければマルチは成功しないのです。
私は若い頃、予算がなかったのでそれが出来なくて、またそこに気付かなかったので「マルチは駄目だ」と思い諦めたのです。
やはりイシノラボは誰がなんと言おうと、素晴らしいアンプやチャンネルデバイダーを作ってくれる、そう思います。
こちらが理解した上で、しっかりオーダー出来ればのお話しですが。
作者と使う側がしっかり噛み合わなくてはなりません。
excellent!!