CD時代の音
アナログをかけて上手く鳴るスピーカー、CDをかけて上手く鳴るスピーカー、確かにある。
私は約十年前それに気がついた、B&Wはマランツが代理店になり、世にたくさん出てきた頃からだろうか。
ずっと使ってきたJBLは、アナログを鳴らすと水を得た魚のように抜群に鳴るのである。
それではとB&W MATRIX805V
でアナログを聞くと、音が薄くつまらないのである。
私は何となく感じていた、当時のアナログとは(今は違うが)適度な付帯音がある、それに比べCDの音は付帯音が少なく人工的。
この差をメーカーは知っていてスピーカーシステムの音作りをしているのではないか。
最近のトールボーイタイプのスピーカーは確かにCDを鳴らすのに優れている。
しかし昔からのタイプのJBLは、今でもアナログが適していると思う。
音に引っかかりのようなものがある、そして現代のトールボーイタイプのスピーカーは、その引っかかりがなく、サラッとした鳴り方をする。
そしてアナログもハイエンドに変化してきた、聞いてみても値段だけが高くて私が求めた音ではないのである。
しかしこれを進歩と捉えて良いのか些か疑問が残る。