WE‐308SXの取り付け
トーンアームの取り付けは何度も行って来た、しかしその慣れが恐ろしい、とても精細なトーンアームだからである。
今迄は同じサエクのWE‐308N(NEW)を使って来た、しかし以前も使っていた308SXに再び戻した。
以前はテクニクスのSH‐10B3がもう販売終了しており、購入出来なくて、仕方がなく積層合板のキャビネットを作ってもらい聞いてみたが、やはり音質は甘くボケていて駄目だった。
大阪ケーブルのレッドコンソールも購入してみたが、鉛特有の品のない音だった、やはり金属は駄目である。
そこで一旦総て処分して、ロクサンやリンを使った事もある。
しかし当時、アナログはあまり上手く鳴らなかった、私の経験とセンスのなさから、上手く微調整出来てなかったからだと分かった。
話は長くなったが、今回は慎重に付けて、まだ調整は完璧とは言えないが、取り付けに成功した。
それにしても308SXは、感度が良く素晴らしいトーンアームである、今回良かったのは、AS‐500Eも手に入れる事が出来た事である、NとSXでは音質に雲泥の差がある。
今迄お世話になって来て申し訳ないが、この気品は圧倒的である。
元箱があるのでNはしまった、今迄ありがとう。
暫く使ってなかったオルトフォンのカデンザブルーが直ぐに蘇った。
家内はずっとレコードの整理をしてくれている、ありがとうっ!!感謝致します。
technics SP‐10MK2は、ノイズカットトランスからダイレクトに接続するため、コンセントの所でケーブルを切断した。
剥いた線を見ると錆びていたので、マイクロコンパウンドで何度も磨き、サビが落ちたのを確認した後、エタノールで何度か脱脂した後、チタンオイルを塗って繋いだ。
こういった細やかなところが肝心なのである「まあそのうちに」では駄目である。
しかしまだまだである、総てが間に合わせの配線なので、ラックの後ろが汚い、どうにも気に入らない。
でも今回、結果オーライと言ったところか…トータルで音はかなりの進歩だと思う。
308SXは、それから何日かでかなり決まった、とにかく高さ調整、インサイドフォースキャンセラー、ラテラルバランス、針圧、これらが一点に正確に決まらなければならない。
慣れてる私でも大変である。
たまにぞっとするような低域が軽く鳴る事がある。
excellent !!