インシュレーター
機材の下に敷く板やインシュレーターのお話しをしたい。
あまり大きなものを敷かない方がいい、その下の板は適度な大きさと質量が必要になるが、今はインシュレーターの件である。
いくらハイエンドに付属のこだわったインシュレーターでも、正直あまり誉められたものではないが、それ以前の問題かもしれない。
私が使っているエソテリックのK‐01Xに付属の金属製のインシュレーターもあまり宜しくないと思う。
なので私は特殊な木材を加工したインシュレーターを敷いている、音がいい方に変化したからである。
マスタークロックジェネレーターや、プリや、パワーアンプや、チャンネルデバイダーの下にも選んだ木製のインシュレーターを敷いている。
何を敷くかはこの際野暮なので書かないが、オーディオとは実に多岐に渡り更に別の道もあるのかも知れない。
アルミ、ジュラルミン、真鍮、銅など色々試したが、私の加工精度が良くなかったのか、ウエスタンスピリッツでは駄目だった。
固く目の詰まった楽器に使われるような木材がいいと思う。
総てのものには固有の音色がある、弦楽器につかわれている楓はインシュレーターに使用しても、やはり弦楽器そのものの広がりと響きの優しいホールのような音になる。
桜はピアノに多く使われている、やはりインシュレーターに使っても、ピアノ特有のレンジの広いガッシリした強い音になる。
桜はクラシックと言うよりは、ジャズに合う気もするが、私はそう言う言い方をあまり好まない。
クラシックが鳴らなければジャズも上手く鳴らない、私はそう思う。
何かに特化せず、総てを見晴らして聞ける耳と性格を持ちたいものである。
インシュレーターの素材選びはとてもシビアで難しいのです、そして楽しい。
そしてこれが総てでない事も分かって来た。