モノラルレコード
モノラルレコード再生を千葉のIさんはずっと私にすすめてきた。
私は「ハイエンドの方向を求め努力して来た私に何を言ってるんだろう」そう 思っていた。
ずーっとその真意が気になっていた、思うところあり、家内と散々モノラル盤を聞いてみた。
モノラル盤は、ただモノラル専用カートリッヂで聞いてみても、録音の古さが露呈されるだけ、そう思っていた、そして事実今までその通りだった。
しかし違うのである、我が家にはIさんが薦めてくれた調布のサウンドボックスが製造 したモノラル専用のRIAA補正イコライザーがあった。
再度家内と色々補正して定めてみた、私が購入したRIAAイコライザーは、高域と低域を補正出来る。
はじめに聞いたのはジャズで、シェリーマンのマイフェアレディーだった、アメリカ盤コンテンポラリー深溝のオリジナルである、ビックリするほど上手く鳴った。
音が軽やかで濃厚かつ鮮やかである、そして低域がとても低い音階まで入っている事が初めて分かった。
この鳴り方はステレオ盤の比ではない、比べてステレオ盤は音が薄い、感動も半減する、そしてクラシックもたくさんのモノラル盤を聞いてみた。
どの盤も感動した、ただモノラル専用カートリッヂだけで聞いても感動はない、その時代とレーベルにあったRIAAで再生したいものです。
真実を聞いてしまった気がする、暫くモノラルにはまりそうである。