ウエスタンスピリッツの音
先ず一聴して感じるのは、JBLらしからぬ音だと思います。
普通のオールドJBLの音とは、かなり鳴っているところでも低音がドカンドカンである、ウエスタンスピリッツにはそれがないのである。
ボックスが4560BKなので確かに、250ヘルツ辺りにホーンロードがかかり、抜けがよく音に勢いがあり全体的に濃厚な雰囲気がある、そして低い音階を歪みなく再生するようになった。
これは普通のブックシェルフのスピーカーでは聞けない、特にウエス・モンゴメリーのフルハウス、B面の一曲目を聞いた時の音の抜けは正に抜群である。
改めて思うが、やはりウエスタンスピリッツはアナログの方ががぜん聞きやすい。
ジャンルを選ばなくなったと言うより、やはりノイズカットトランスを外してから更に顕著になってきたと感じる。
やはりJBL4560BKオリジナルはある意味、優れたサラブレットとは言えないだろうか?
このボックスを使ってる限りに於いて、私は「誰にも負けない」そう思えるのである。
私は、ずっとこのボックスと共に来た、浮気をせず使い続けるだろう。
単に音が良いからだけでなく、個人的にこの神秘的なフォルムが好きなのです。