SAEC WE‐308SX
ウエスタンスピリッツが、約二十年の時を経て、再び購入したトーンアームです。
それまでは同じSAECのWE‐308N(NEW)を使っていました。
しかしアバウトと言うか感度が低く、比べて物足りなさを感じていたのです。
今までウエスタンスピリッツは、数々のアナログ遍歴があります、しかし友人である葛西のNは変わらず、ずっと308SXで素敵な音を鳴らして来ました。
ずっと負けて来ました、悔しいのですがどうにも勝てませんでした。
その真意を私は分からずに来たのですが、鳴らしたい一心で何とか努力して、まだまだだったのですが、Nを我が家にお呼びして、初めて唸らせる事が出来たので、再度購入したのです。
Nは私にこう言いました「もしも穴あけゲージが付いてなければ俺のゲージも取説もお前にあげるよ」正直感動しました。
それ程素晴らしい名機だったのだと思います、その意味が沢山のアナログレコードをオリジナルで購入してみて、初めて分かった気がします。
「やはりアナログは微調整の匠なのだ」と思います 、アナログは確かに手軽ではありません、ひょっとすると地獄の一丁目なのかもしれません。
徹底的にその機種を使いこなす、今はあまりないような気がします。
今、レッド・ツェッペリンオリジナル1969年イギリス録音の、B面一曲目のハートブレーカーの間奏が、めちゃめちゃカッコよく分厚く鳴っています、今までは日本盤でした「こんなに違うのか、」そう思います。
多分スタジオ録音の時ジミー・ペイジは、ボックスの真空管ギターアンプを使っている、そしてギターは多分、フェンダーのオールドテレキャスターを椅子に座って座って弾いてると思う。
ジミー・ペイジはライヴではGibsonのレスポールスタンダードにアンプはマーシャルの真空管アンプでした。
しかし、ドラムのボンゾ(ジョン・ボーナム)の音があまりに強烈な為、マーシャルなのだと聞いた事がある。
これが聞き取れるアナログって良いと思いませんか?
私はアナログ党です。