アナログレコード
最近ネットで検索して思う事、CDの売り上げが低迷する中、HMVはアナログ専門の店舗を新宿、渋谷、吉祥寺と増やしている事が分かった。
例えばカラヤンで検索すると、過去に名盤とされたレコードが新品で結構復刻されている。
少し前、試しに、カラヤンのニューイヤーコンサートを購入してみた、聞いてみたがやはり素晴らしいと思った。
過去の私は復刻盤は音が悪いと思っていた、今改めて復刻盤を購入し聞いてみたがとても上手く鳴る。
そして思った「私が鳴らせなかっただけだったのだ」自分で話すのも馬鹿みたいだが、ウエスタンスピリッツはやはりアナログである。
ウエスタンスピリッツは何時もCDの音をけなされてきた、確かに興味がなかったので、安いCDPばかり使っていたからだと思った、それで一昨年の暮れにエソテリックのCDP K‐01Xと同社のマスタークロックジェネレーターG‐01を購入してみた。
最近色々努力してやっと美音を鳴らすようになったが、やはり音の佇まいや雰囲気がかたい、動きや自由さや開放感が足りなく、立体的でない。
ウエスタンスピリッツのアナログには到底及ばない、そしてエソテリックのCDは馬鹿みたいに重たい、何をするのも嫌になってくる。
さて何故またアナログが復活したのか、HMVだってビジネスである、利益の上がらない商売はしないと思う、都内の一等地に三店舗である、しかも店舗は大きい。
なので世間で言われてる一過性のものではない、正直特にクラシックのCDは購入しようとしても、何を購入すれば良いのかさっぱり分からない。
ジャケットがオリジナルと変わっているし、見た目に貧弱である、その点アナログのジャケットは迫力があり、存在感もあるのである。
なかなか上手く鳴らないCDで足掻くより、ウエスタンスピリッツはアナログが良いと思う。
私はこれからもアナログを買い集めるだろう、そして音楽は、1970年代頃にピークを迎え確立され、既に終わっている気がする。
アナログは名盤が次々復刻されている、比べてCDは販売権利が切れてどんどん消えていっている。
そしてマンハッタン・ジャズ・クインテットも昔のものを購入しても、音が大きくなり変な音質になっている。
どうやってアナログを復刻してるのか分からないが、とても素直な音になってきた。
そんな事にならないよう願うが、CDとアナログは逆転の可能性ありです。
今はソフトをお店で購入しなくても、ネットでダウンロード出来る、これが良くないのだと思う。
私は個人的にネットオーディオが好きではない、ここに引っ越して来て直ぐに購入を考えていた、しかしお店に行って音を聞いて愕然「ただ綺麗なだけのつまらない音だ」そう思った。
今の時代必要と思い購入しようと思ったが、私は録音側の人間だったので、楽をして聞こうと考えるその考えがどうしても気に入らない。
最近CDPもアナログも何にもなく、ネットオーディオだけでオーディオをやってる方さえいらっしゃる、ご本人の勝手だが私には必要なしと思った。